泣くということ - 物書き日記1月22日

それに共感して泣いているのではなく、それをきっかけに自分の記憶を思い起こして泣いている。全くその通りだと思う。

図書館で本を開く自分、その本の内容がある作品と重なる部分があり、その作品が素晴らしかったことを思い出して泣いてしまった。行ったこともない国の旅行ガイドを読んで泣いているなんて、はたから見たら意味が分からないだろう。泣きたくなるほど素晴らしい作品は心の中にストックされいてて、引き金が引かれたとたん涙があふれだす。

アンナ・メイ・ウォンを称えるGoogleDoodleを見て泣いてしまったのは、自分の経験を思い出していたからだ。彼女のことは全く知らなかった。活動の地を移してなお輝き続けたということは、デフォルメされたイラストからも伝わった。喜びに満ちているのか、はたまた苦しいことなのか。そんなことは彼女本人にしかわからないことだろう。わたしはただ、自分の感情を心から引き出して泣いた。

検索して表示された彼女の姿を美しいと思った。おやすみなさい。


1月22日
お仕事:1記事
総文字数:約2300文字