NEXT - 物書き日記1月16日

レ・デサクセLes Desaxesというグループのライブ、SAXという演目がある。サックス奏者が4人、オーディション会場に集まる。それぞれ自分の腕を披露したり、ハプニングが起きてできなかったりするのだが、審査員はどの奏者の後にも「NEXT」と言う。はい、次の人。

4人全員の演奏が終わったところで、審査員はまた「NEXT」と言う。どこに次の人がいるんだ? と思ったところで、足音とともに5人目がやってくる。超絶技巧を聴かせる。審査員の反応も上々、見事5人目が合格する。

4人はしょんぼりする。しょんぼりしながら、サックスを吹き始める。4人のアンサンブルはどんどんヒートアップして、かっこよくキマる。構えた楽器をおろし、声を揃えて言う。「NEXT!」



わたしはなぜ今改まってこの話をしたのか。
新しいアルバイトの面接に行った。結果はお祈りだった。

NEXT!!!!!

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日記ですから。日記ですから、とりとめのない内容であることを、どうかお許しください。今日はとくに、ただの日記です。

今日は1本も完成させられませんでした。ただひたすら構成を書いていました。noteかお仕事を毎日1本作り続ける、とかでもできたらよかったのですけど。

構成をきちんと書くか書かないかでは雲泥の差があります。構成を書いて見通しをつけなければ、文章の向かう先がわからないまま進んでしまうのです。

クオリティを上げるためには量をこなすこと、とはよく言いますね。でもいい加減なクオリティのものを量産したところで、いい加減なものを作ることばかりが上手くなるばかりです。頭を使わなければ技術は育ちません。

……ということを、思い知っています。まるで音楽のようです。ひとつひとつの文章と、もっともっと丁寧に向き合わなければ、明日はない、と、思います、

選ばれなかったからといって相手や自分を責めるのはやめました。選んでくれた人のことをもっと大切にしなければいけません。そう思うと、選ばれなかったこともなにか、尊い行事のように感じます。おやすみなさい。

2020年1月16日
お仕事:0本
note:0本
総文字数: 約600文字