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サティの家に行った

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この前の日曜日。 フランスのノルマンディー地方、オンフルールまで行きました。 海辺のちいさな町です。 この旅の目的は、サティの家に行くこと。 作曲家の住んだ家は、その人の私物などを展示するための、博物館になっていることが多いです。もちろん、何にもなっていない場所もあります。サティが住んでいたパリのモンマルトルの家も、プレートが出ているだけで中に入ることはできません。 オンフルールのサティの生家は、ちゃんと中に入れます。 でも、ここは博物館とは違いました。 いうなれば。ここはサティの人となりを表現するための、インスタレーション。 ヘッドホンでサティの書いた曲を聴きながら、家の中を歩き回る。 サティの作品や逸話にちなんだ展示が、次々と来館者を迎える。 ここは、彼の芸術を展示するための場所。 そんな場所があったということ、彼の芸術を表現するために尽くした人たちがいること。 わたしはそれが、泣くほどうれしかったのでした。 サティの暮らしたパリにいても、サティを感じることは少ないです。 そもそもサティの曲が演奏される機会は、多くないのです。 (一番サティを感じたのは、 ニュイブランシュでのサティのピアノ曲全曲演奏の演奏会 でした。あれは大変クレイジーでした……) フランスでのサティの立ち位置は「聞き心地のよい易しい曲」というあたりなんだろうな、と思いました。 フランス音楽にとって重要な存在であっても、一人で取り上げるほどでもない、とでも言いたげな。日本でもそうであるように。 うーん、まあ、そうですよね。 ピアニストさんが必ず通るような曲もないし、交響曲も書いていない。 それでも。 わたしはサティが好きなのです。 自由で、ちょっぴり前衛的な精神を持っている、サティが好きなのです。 彼の音楽が、文章が、生き方が、わたしは大好きなのです、 サティの家は、サティの哲学を、しっかりと感じられる場所でした。 うまく汲み取って、そっと切り取って展示したような場所でした。 それがとてもうれしかったです。 サティという存在を、こんなふうに表現しようとしている人がいるのです。 フランスの端っこではこんなふうに尊重されて、愛されているのです。 こうして受け継がれていくのです、彼の生み出したもの...

1月3日にイベントをやります。

名古屋ではじめてのイベントをやります。オーノサエが初めての人向け。 オーノサエとあそびましょう@名古屋 概要 日時:2019年1月3日13時30分〜 場所:名古屋市内(詳しい住所は後ほどおしらせします) 料金:1000円 定員:6名 定員に達し次第受け付け終了します。 参加方法 ステップ1:polcaで1000円ご支援をいただく ステップ2:polcaのIDを何らかの方法で当方までお知らせいただく ステップ3:確認でき次第参加申し込み完了 です! 場所どこ? 申込みがお済みになった方に、イベント1週間前までにお知らせします。 場所を聞きつけて当日来ていただいても受け付けません。 要事前申込みです 。 やること 最近の成果を聴いてください(15分) 一応クラシックを勉強しているので、最近の勉強の成果を聴いてください。 ルーパーであそびましょう(30分) ルーパーでなにかするので、巻き込まれてください。 ガレット・デ・ロワを切り分ける(15分) フランスの新年を祝うケーキを切り分けます。 お持ちいただきたいもの 音の出るもの(楽器、空き缶、その他なんでも)  ガレット・デ・ロワを持って帰るための入れ物  あたたかい気持ち なぜこんなイベントをやるのか? せっかく日本に帰るのでお会いできそうな方にはごあいさつしたい せっかく日本にいるのだからなにかしたい このイベントに関するお問い合わせ Twitterで@sae_onoに宛ててメンションをください。(DM非推奨) みなさまとお会いできるのを楽しみにしております☺️

きみは「オーガストグリーン」というヒップホップグループを知っているか

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オーガストグリーンAugst Greeneというグループをご存知ですか。 いや、わたしも知らなかったですよ。 先日ケニーギャレット氏と共演しているのを聞くまで 知らなかったですから。 View this post on Instagram Paris was a blast. Merci beaucoup! ❤️🙏🏾 #augustgreene @karriemriggins1 @common @robertglasper @muhsinah @boombishop @djaktive @samorapinderhughes August Greene さん(@augustgreeneband)がシェアした投稿 - 2018年 9月月7日午前10時36分PDT だいたいあまり聞かないジャンルの音楽も、その道の大物の生の音聞くと思ってた感じと全然違いませんか? オーガストグリーンも全然大物だとは知らずに、むしろヒップホップだということさえ知らずに聴きに行ったのですが、「うわかっこいいなこの人たち!!」って思いましたもん。その道のつよい人たちの生音、聴きましょ。 こんな人にオーガストグリーンを聴いてほしい ヒップホップあまり知らないけど、ジャズは好き ノリのいい曲が好き うるさい音楽は苦手だ!でもおしゃれな音楽は好き オーガストグリーンのかっこいいと思ったところを挙げさせてください。みっつあります。  1.キーボードがおしゃれ おしゃれ。めちゃくちゃおしゃれです…。キーボーディストはロバートグラスパーRobert Glasper氏。全体の音の中にこのキーボードが入ることで、緊張感がうまく溶かされていくような感じ、しませんか。 View this post on Instagram Link in bio #coverroom @augustgreeneband @fallontonight @youtube #livinonaprayer #augustgreene August Gree...

ケニーギャレット&オーガストグリーン@Jazz à la Villette 2018

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8月30日~9月9日まで、パリのラヴィレットで、ジャズアラヴィレットというフェスティバルが開かれていました。その会期中に行ったコンサートの話を。 9月6日はケニーギャレット氏を聴くために、シテドラミュージックへ行きました。開場前から長蛇の列。会場はスタンディングで、一部バルコニー席に座席はありましたが埋まっている状態。さすが、さすがです。 前半はモーゼスボイドエクソダスという、ドラマーのモーゼスボイド率いるによるセッションバンド。かろやかで、かっちりとしたドラム。ジャズが根本にあることはしっかり感じるのですが、もうすでにジャズではないような、ロックや、クラブミュージックのようなかっこよさがありました。心地よいけれど、突き動かされて踊りたくなるような。 こういうサウンドは以前からのは好きだったのですが、なるほどUKジャズ全体がこういう方向に走っていたのか、なんて思いました。 前半のグループが超かっこよかった…! Moses Boyd Exodusというお名前なのだそう。初見です。帰ったらちゃんと調べてみます。 ベースの代わりにチューバがいて、たぶんエフェクター通してるのかな、ベースみたいにぷんぷん吹いてて超かっこいいのです! 来てよかった!わたしもチューバ吹きたい…! pic.twitter.com/YkMaVrBN6Y — オーノサエ🎷💮🐧🦊📷 (@sae_ono) 2018年9月6日 チューバのテオン・クロス氏にとても衝撃を受けました。ずっしりと思い音なのにキレがよくて、かっこいいのです。チューバでこんな演奏ができるなんて。 後半は、オーガストグリーン。こちらはヒップホップのグループ。DJが盛り上げて、MCで煽って、空気を作っていく感じ、初体験です。会場の音や空気感っが重要なのはクラシックだけじゃなかったということ、まさかこんな場所で感じさせられるとは…一体感って、こんなふうに作られるのですね。 Hier soir, il s’est vraiment passé quelque chose d’incroyable à @jazzalavillette . Ce n’était pas prévu, mais @Augustgreenebnd ( @robertglasper , @common ...

「音楽は会話」という件

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「音楽は会話」というけれど、本当にそうだと思う。 会話は相手がいて成立する。相手の言っていることに対して自分が返したり、自分の言っていることに対して相手の返答を待ったりする。相手の主張をくみ取らなければ、会話は成立しない。 言葉だけではなく、テンポよく相槌を打つことも、相手の顔を見るといった姿勢もまた大切だ。  先日アビシャイ・コーエン・トリオのライブに足を運んだ。前から知っているアーティストではあったものの、実際に生で演奏を聴くのは初めてだった。 すごいと思ったことは、アビシャイ・コーエン氏の体の中で音楽が完成していること。それぞれの楽器が、音楽を完成させるために上手く役割を果たしていること。 完成する音楽の形をくみ取って、相槌を打つように伴奏を弾く。タイミング良く自分を主張する。お互いに顔を見て、笑ったり動いたりしながら演奏する。会話そのものだった。 わたしは「ドラムがいる編成ではドラムが主導権を握ってしまうものだ」という思い込みを持っていたけれど、その思い込みはこの日崩れた。 ドラムは主張しつつも寄り添っていて、ピアノとベースで作られた音楽を広げることに重きを置いているかのようだった。かっこよかった。 音楽は会話だというけれど、会話を円滑に進めるにもコツややり方がある。 アンサンブルがうまくいかないときはある。そんなときは、会話のどんな要素が足りないのか考えたい。

若い人向け、パリで演奏会のチケットを安く買う方法いろいろ

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突然ですが、パリにかかわらずどこの演奏会もだいたい学割とか若い人向けの割とかありますよね。なのでありがたく割引を使っています。 実際にいろいろチケットを買ってみて、いろいろあるなあ!と思ったので書き残しておこうと思います。わたしがこれを書いている今年度(2017/2018)の情報なので、参考になさる場合は時間の経過等もご留意ください。 もくじ  フィルハーモニードパリ Philharmonie de Paris パリ管弦楽団のページ Orchestre de Paris メゾンドララジオ Maison de la Radio France シャンゼリゼ劇場 Théâtre des Champs Elysées それぞれの見出しのなかで、どれも値段高いほうから安いほうに向かって順番に書いてあります。 1.フィルハーモニードパリ(28歳未満) Tarifs & Abonnements Jeunes -28 ans 当日券(Dernière minute) フィルハーモニードパリでは28歳未満が開演30分前に当日券が 10€~30€ の値段で買えます。値段の幅は、その公演によって変わります。席は選べないのと、どの席になってもこの値段です。 一等席が40€までの値段のときは、10€。 一等席が41€~70€のときは20€、 一等席が71€以上のときは30€。 ただしパリ管弦楽団の演奏会は値段関係なく10€で買えます(後述)。 開演ギリギリでも席が取れることはありますが、売り切れてしまうこともあります。余裕を持って早めにチケット売り場に行くのがおすすめ。 前売券(Place à l’unité ) 28歳未満用に 10€ で用意された前売り券があります。 こちらは席が選べる公演もあります。選べない公演もある。そして席に限りがあるので、行きたいと思ったらすぐチェックしてすぐ買うのがおすすめ。 こんな感じで、やっぱり28歳未満以外の席より売り切れるのが早いのです まとめ買い(Abonnement Jeunes) 1公演 8€ 、最低3公演からまとめ買いできます。フィルハーモニードパリで行われる聴きたい演奏会が複数ある場合はこれがおすすめ。ただし、シーズン外の演奏会は対象外です。 ち...

感じたことを言葉にする練習@Twitter

ブログを書き始めてから、日々、語彙のなさに落ち込む。 フランス語はもっと覚えなければいけない。圧倒的に、知っている単語が少ない。 日本語は、 言葉にして出すことで磨かれるような気がしている。それは、練習あるのみだろうから、数をこなしていくつもり。 どうやって?Twitterで。 Twitterのいいところは、文字数の制限があるところだ。 無駄な言い回しを省いて、簡潔に、かつ自分が感じた感覚と一番近い言葉を選ぶ。感じたことを文字に起こすことすら、こんなにも時間がかかるのだ。140字なのに。  感覚を頼りにしているので、感覚を研ぎ澄ませることが大切だと思った。気づきの視点を増やさなければ、たくさん書くことはできない。 まずは誰かの言葉に対する感想を、自分の言葉で。御世辞にもよく書けたものだとは言えないけれど、練習を続けます。慣れてきたら音楽のように非言語的なものを、自分の言葉にしたい。 料理にとって加熱が重要なように、なにかを形にするために、情熱はとても重要なのだと、改めて。 あたたかさのまわりに人が集まるのはこの世の摂理なのか、わたしもまた、kotomiさんから紡がれる あつくなめらかな言葉に、引き寄せられている一人です。 #自分への取材手帳 https://t.co/sTc4HWdVa4 — オーノサエ🎷 (@biiibibi3jpn) 2017年12月1日 #自分への取材手帳 リレーコラム、着々と。きょうは、奏さん。ご自身では「クセが強い」とおっしゃっている文章、わたしにはとても澄んだ表現に感じます。日常風景の切り取り方は、まるで歌詞のようです。 当たり前にそこにあるもの。|奏|note(ノート) https://t.co/H4ejM7ikU0 — オーノサエ🎷 (@biiibibi3jpn) 2017年12月2日 そういえば、音速ラインの曲には、風が吹いている歌詞が多い。藤井さんにとって心情を切り取るためのハサミは風なのかもしれないとか、今更そんなことに気が付く。「答えは君と風の中」だなんて。ずるい。窓開けよう。 音速ラインの答えはいつも https://t.co/TgWSBVIvj4 #NowPlaying — オーノサエ🎷 (@biiibibi3jpn) 2017年12月3日 ...

11月26日、ジャズの本番だった

できなかったことができるようになると、どうせいつか、できなかったことすら忘れてしまうので、さらっと書いておく。 昨日ジャズの本番があった。学校でアメリカ音楽のイベントみたいなものが行われていて、そこで、ジャズのクラスのみんなと一緒に演奏させていただいた。 4曲だけ、時間を空けて2回、同じ曲を演奏した。4曲だけで、1時間くらい経ってしまう。その場にいるとそんな体感時間じゃなかったんだけど、時計を見て驚く。 2回とも同じ曲なのに、全く違った感じになる。こういうことをやってみるとやっぱり、ジャズは生ものっぽいと思う。 自分のアドリブソロ以外は、聞こえたものに寄せる、ということに徹していたのだけど、それがたのしかった。 管楽器のフロント4人で、たまに先生が入って5人で、テーマをはもったり、はもられたりする。みんなが一斉に、ぐちゃぐちゃにアドリブをしたりする。 いつもおしゃれにはもってくれる子がいて、すてきだなと思う。たまに、そうくるか!?と思う音をぶつけてくる。楽しい。 やっぱり、ジャズに限らず即興演奏は「聞いて寄せる」がミソだ。でも、ただ寄っていくんじゃなくて、わたしももっと、強引に寄せられるようになりたい。まだ会話になっていなくて、今はただ同調しているだけだ。わたしの答えをきちんと返したい。 みんなソロが上手だ。わたしはへたくそだ。 コードを追いかけて、調を追いかけて、そういう処理をその都度やっている。効率が悪い。すぐ間違える。難しくない曲のはずなのに、知ってる曲のはずなのに、全く追いつけない。 だからもっと深く知らなきゃいけないな、と思う。 あと、手癖で吹くのをやめたい。 みんな、すさまじい量のフレーズがあふれだしてきて、すごい。頭の中どうなってるんだよ。ぜんぶ手癖なのかな。だとしたらすさまじい量の手癖だな。 ちょっと前に、経験が少なくても人前で演奏することが上達の近道だからね、というようなことを、ジャズの先生が言っていた。 ジャズの本番に出させてもらうのは、昨日が2回目だ。 たしかに、本番の緊張感の中でハッとさせられたりすることは、音楽のつり橋効果みたいなものを感じる。音楽の内容だけじゃなくて、そこにいる人の、その時の体調や気分が垣間見えて、それがいつもより強くあたまの端に引っかかる。 わたしは他の人たちよりへたくそだ、へたくそ...

吹奏楽での楽譜の管理

楽譜の管理と使用 そういえば今年度から学校の吹奏楽に参加している。 吹奏楽をやると楽譜の管理ってどうなってるの?って思うのですが、うちの学校は、コピー譜じゃなくて原譜を使います。 …と見せかけて、原譜をコピーしたものを代々使っているのだと思います。原譜はおそらく厳重保管。 図を使わないでどこまで説明できるかやってみたいので、図を使わないで箇条書きで説明してみようと思う。 まず、パートごとに、大きな書類ケースがある。そこに楽譜が全て入っている。そこから、個人個人が、今シーズンで使う曲をすべて出す。 書類ケースから出した楽譜は、パートごとに今シーズン練習する曲専用の、透明のファイルに入れる。 練習が終わったら、全てのパートの透明のファイルをまとめてひとつの箱に入れる。次の練習からは、その箱から透明のファイルを出す。 本番のときは、誰かが箱から、舞台上の譜面台に置いてくれる。 *1 舞台に行く。演奏する。 本番が終わったら、楽譜をもって退場する。透明のファイルにしまう。舞台そでに箱があり、そこに透明のファイルを入れて終わり。 (予想 *2 )透明のファイルに入った楽譜を、また書類ケースの正しい番号の位置に個人個人が戻して、書類ケースから次のシーズンで使う曲を出す。 思うこと これをやってみると、個人個人でやる部分がほとんど。たぶんとても楽。でも、このやり方が軌道に乗ってしまうまでの、仕組みづくりが大変だ。 楽譜に通し番号を振り、ごちゃごちゃにならないように書類ケースにしまう、というのが、簡単そうでめんどくさい。 *3 かといって、原譜を使わないという選択肢(=使うたびにコピーして配る)というのも、それはそれで大変だ。コピーに失敗するとへこむし、無駄が出るし、しんどい。何度も同じ楽譜を使えば紙の無駄も減らせていいと思う。 おわり。またねー *1 :譜面台を並べているときはそんなことをしなかったので、置いてくれたのが誰かは分からない。自分が置くのを忘れてたのかもしれないし、先生かもしれない。 *2 :まだ終わってから1日しか経ってないし、何も言われてないし誰にも聞いてないからな、きっとそういうところが私のダメなところなんだな *3 :大学でラージアンサンブルの原譜の管理をなんとかしようと試みたことがあるけど、結局途中で投げ...

「ルクワチュールLe Quatour」弦楽四重奏のコメディ

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デサクセ と、 レボンベック のはなしをこのブログでちょっとしたので、またまた似たものの話を。 YouTubeでデサクセを見ていると、なぜかおすすめされるLe Quatuourという弦楽四重奏のグループ。 こんなふうに、有名な音楽に、ユーモアを加えて、演奏するグループです。クラシックだけではなく、ポップスやジャズも演奏します。 それも、おもしろく! 活動があったのは1980年から2015年。2015年に、Grand prix Sacem(ユーモア部門)を受賞しています。 もう活動していないのですが、YouTube上に動画がたくさんあります。(ただどうも違法アップロードっぽいものばかりで堂々と紹介する気になれません…) バイオリンとギターが裏表になっていて。(!?) くるっと回して持ち替えですよ。(!?!?)なかなかない発想で笑います。 (キャプチャーはhttps://youtu.be/UDgkrlrzRY0より) 持ち替えや、二人羽織や、歌ったり踊ったり…。やっていること自体や、子供みたいな純粋な発想を実行しているところも、本当にすごいのです。 動画をいろいろ見ていて思うのは、やっぱりテンポよく、切り替えよく、が大事だなあということです。これはデサクセの聴きに行った時も思いました。単に奇をてらったことをやるだけでは足りない。演出家さん、照明さんなど、その手のプロと組んでやっているから、お客さんが純粋に笑えるのだなあと思いました。   まだ続いているなら生で聴いてみたかった人たちです。弦楽四重奏でユーモア的なことをやっている人は他にもいるみたいですが、この人たちが元祖なのかも…。 デサクセにしろレボンベックにしろ、フランス発祥です。そもそもフランスが、音楽で笑いたい国なのでしょうね。

アドリブについての、ちょっとした気付きの覚書

成長というものはある道を進んだり戻ったりの繰り返しなのでしょう。なんだか、同じ道を何度も行ったり来たりを繰り返している気もしますが。 ところで、先日ちょっと気づきがあったので、それを書いておきたいと思います。 感覚の変化が書かれている以外の価値がないです。たいそうな内容ではなく、わざわざ文字にしてもわたしのできなさが晒されているだけのものです。すみません。 ジャズの授業をとっているのですが、その授業でのことです。 アドリブをやったとき、全然理解していないのにスラスラと演奏したいことが思いつくコード進行がありました。 何度繰り返しても同じものばかり吹いているわけではなく、ちゃんと、次はこうしよう、次はこうしよう、と決められました。不思議でした。 そういう感覚になることって、モーダルな曲以外ではあまりなかったのです。 吹きながら思い当るところがありました。それは日常的によく聴いているCDに入っている、とある曲と同じコード進行だったのです。 それは留学の際に餞別でいただいたCDだったので、聴いていた期間は1年ほどです。しょっちゅう聴いていたために、そのフレーズをだいたい覚えていて、 それをごまかしたフェイクみたいなことをやっていたのです。 全調で練習しようと言うのは、この感覚を12通り用意するということなのかな、とぼんやり思いました。いや、全調で練習しなければいけないことなんて、百も承知なのですが、なにか、感覚が追いついたことや、必要性がわかったことがうれしかったのです。 いい音楽を聴いて、自分の感覚をきれいなものに合わせて整えていくことは、気持ちの良いことなのかもしれません。「これを聴くべき」といわれるものにときめくことができなくても、自分を責めなくていいのかもしれません。入り口がどこであれ、すべてどこかでつながっているわけで。 周りの人よりも歩みはゆっくりですが、わずかにでも何か前に進んでいるのかもしれません。 そんなことを思いました。おやすみなさい。

レボンベックLes Bons Becsの動画

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先日デサクセのショーを見て から、そういえば!と思って、久しぶりにレボンベックLes Bons Becs動画を見ています。 レボンベックのことは、以前パイパースのインタビューを読んで知りました。 クラリネットとパーカッションによる、ユーモアあふれるアンサンブルです。 生で聞いたことはないのですが、どの動画も演奏もパフォーマンスも素晴らしく、かつかわいらしいのです。楽器が違えどわたしも真似したいアイディアがたくさんあったので、よく見ていて、クラリネット版のデサクセとも言えるかな~と思っていました。 しかしながら、よくよく考えるとデサクセとは全然違うのかもしれません。 こちらは、来日公演の動画。 動きが軽やかで、すごくアクティブですよね。ふむふむ。

11月5日「Les Desaxes SuperSaxShow」に行きました。

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憧れの、念願の、デサクセLes Desaxesを聴きました。眠ろうと思っているのに興奮冷めやらず、ブログを書いています。とても楽しかったです、本当に楽しかった…!!とても楽しかったです……… 気持ちを元気に切り替えたいときや、足取りの重い日は、しょっちゅうデサクセの動画にお世話になっていました。 気持ちが楽しいほうに引っ張られていくのです。 会場は、ALHAMBRA Parisという小さな劇場。公演は1か月の間に19日も行われていたのですが、また見たい!!と思ってしまうことはわかっていたので、最終日に行きました。 わたしが買ったチケットは二等席だったのですが、会場の方が開演直前に、前のほうの席に移動させてくれました。だから前のほうで観れました。うれしいです。 デサクセのライブのみどころ。 CDでも、動画でも、本当にかっこいいんです、でも、ライブならではのところを挙げるなら…。 曲と曲の切り替え、移り変わりがすごくなめらかで、もう、さすがです。 冒頭から、四人ともオーディションに落とされ、テキーラを飲んで、どんどん酔っぱらって、いろいろな曲を演奏して、場面が切り替わっていって、でも全て夢だった…という、いわゆる夢オチで終わり、またオーディションの場面に戻ってくる。なんなんだ、一体。 そのはちゃめちゃな展開が、とてもなめらかです。 この酔っぱらってから夢オチまでの、最初のパートだけでも、何度もソプラノとアルトの持ち替えがあったのです。持ち替えがスムーズすぎます。 あれ?さっきまでソプラノ吹いてたのにアルト?あれアルト吹いてたのにソプラノ…?いつの間に…? これは四人の演技力だけではなく、演出や照明、それから後ろで流すオケの使い方の効果も大きいのだと思います。それにしても、どこもかしこも、抜かりないのです。笑いに集中できる意識の導き方ですよ、これは…。 表情と会話 今回の公演は「全ての言語に」とのことで、セリフがほとんどありませんでした。 冒頭に、オーディションの審査員役の人の声が流れていますが(英語)、デサクセの四人が具体的に話す言葉は、Yes!Next!Hello!など、かんたんなものばかりです。 でも、ストーリーがあり、そのセリフとして、サックスを吹いています。サックスで表現しています。 もちろん演技もありま...

ルーパーを使って演奏しているサックス奏者

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わたしがルーパーに興味を持ったのは、大学の先輩にルーパーを使っていた方がいたからです(先輩お元気ですか)。 先輩はサックスだけでなくビートボックスも堪能だったので、そりゃ、ルーパーに行きつくよなあ、と、思いました。でも、先輩がルーパーを操っている楽しそうな姿に感銘を受け、わたしも後を追いたくてルーパーを買ったりました。 ルーパーはその名の通り、ループさせる機械で、演奏したフレーズをループさせてつかいます。BOSSから出ているループステーションLoopstationが有名です。 わたしが持っているのもループステーション。 ルーパーを使う人でも、サックスを吹く人はいないことはないのです。 サックスを吹くことを主軸においていて、かつ ソロ でルーパーを使いこなしている人って、あまり見つけられないのです。 今のところ、当てはまる人を二人しか知らないので、その二人のことについて書きます。また新しい人に出会ったら、追記していきたいと思います。 ギヨームペレGuillaume Perret 学校の友達が「ギヨームペレって知ってる?」と言ってきて、教えてくれた奏者。フランス人。 ルーパーのほかにも、エフェクターをたくさん操って、エフェクトをかけながらループしています。エフェクター使いこなせると、なんだかとても夢が広がります。 ライブ。手元でときたまシーケンサーらしきも何かを操作していますが、それ以外はサックスをたたいたり、エフェクトをかけて撮り重ねたものだけで演奏しています。 楽器をたたいている音にエフェクトをかけて変化をつけるなんて、思いつかなかったです。もう発想がすごいです。 これを完成させるのにすごい試行錯誤があったんだろうなあ…。 静かな曲も。 セリーヌ ボナシナ Céline Bonacina 同じく、フランスのサックス奏者です。主にバリトンを吹いているかた。 かつてわたしがバリトンサックスを吹き始めたころ、彼女の動画に釘づけになっていたのです。ちょうどそのころから日本にもCDが輸入され始めたのです。 彼女は先に挙げたギヨームペレ氏のような、機械的なエフェクトを駆使する奏者ではなく、自分で音色や奏法を変える奏者です(音色の使い分け方は、クラシック奏者のそれですよね。) どんな音色で吹いていても、本当にかっ...

10月19日はパリ管弦楽団を聴きに。

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パリ管弦楽団を聴きに行きました。なんておいしいプログラム。とてもよかった。 pic.twitter.com/Uyd34ga4Uc — Sae ONO (@biiibibi3jpn) 2017年10月19日 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 シュミット:組曲「サロメの悲劇」 プロコフィエフ:組曲「ロメオとジュリエット」Op.64TER ラヴェル:ボレロ …というプログラムだったので、急きょ授業をさぼって聴きに行くことにしました。 大学生の頃ここに一度来た以来のパリ管です。留学し始めてからは初めて。二年目なのに! 不勉強なのでサックスのソリストさんがどなたかわからなかったです。あわよくば書いておいてほしい情報。 後半、ロメオとジュリエットからボレロへ、余韻すら待たずに曲が切り替わっていったのですが、それがもう、たまらなくすてきでした。 曲中でも咳をしている人が多かったのですが、ロメオとジュリエットが終わるころには誰も咳なんてできなかったし、ボレロのスネアが聞こえ始めた瞬間からスネアの音しか聞こえなかった。 すごい。こういうの、大好きなんですよ。音を発しない人も音楽を作っているかのような、空間や時間が。

紙の本と電子書籍、CDとデータ配信、それぞれいいところ。

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電子書籍が現れた頃から、自分は紙の本しか買わないだろうと思っていたし、音楽を配信で買えるようになっても、自分はCDしか買わないだろうと思っていました。 でも、いまはわたしも、割とデジタルコンテンツに対して肯定的です。それはガラケーからスマホに変えたために身近になった、という理由ももちろんあります。 今のところこう使い分けている、というのを書いてみようと思います。 本 電子書籍を選ぶとき(Kindle) 日本の外にいて日本の本が読みたいときは基本的に電子書籍。送料がかからないから。 新書は電子書籍。気になった部分にマーカーを引くと、後からそこに飛ぶことができるので、便利。 紙の本を選ぶとき 小説や詩集は紙がいい。改行にこだわっている文章は、できれば紙で読みたい。 雑誌や写真集。写真に重きが置かれているものは、画面ではなく紙で見たいと思う。 本は、海外に出てしまってから一気にKindleが身近になりました。紙じゃなくていいじゃん、と。 パリにはジュンク堂書店があるのですが、送料も含めた値段で販売されているため、定価と同じとはいきません。わたしが欲しいのは中身の作品や情報であって、本という形ではないのです。そう思うと送料が高く感じます。 あと、kindleは「ノート」という機能が、とても便利…! ノートをつかえば、マーカーを引いた場所を一覧で表示できるのです。 クラウドリーダーのノートでは、kindle unlimitedの読み放題で読んだ本も、同じように一覧で見ることができます。期限が過ぎた後でも。 https://read.amazon.co.jp/notebook 詩集はぜったいに紙がいいです。間隔や改行がきれいな詩集が好きです。もう1年以上詩集には触れていませんが… わたしも小説もそれに近い理由で、どちらかといえば紙がいいです。かといって詩集ほどのこだわりはありません。 ノルウェイの森の上巻だけ父親からもらって読んで、下巻を読むためにパリジュンク堂で買いました。続きは電子書籍でもいいから早く読みたいと思って探したら出てこないし、その時初めて、村上春樹さんが紙の本しか出していないということを知りました。そのくらい続きが気にならないと、送料分の値段が上乗せされた本を買えない、貧乏性です。 ...

デクリュックのソナタの解析

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UES2017 でのシリルレーンCyrille Lehnさんの講座を、部分的に掻い摘んでまとめたものです。問題がありましたら消します。 とても興味深い講座だったのですが、わたしの理解力が乏しいため、この記事の内容の正確さを保証できません。ごめんなさい。間違いを見つけたらまた直します。 デクリュックDecruckのソナタは、印象派的な音の使い方が特徴。 調性に頼ることをやめた、ドビュッシーがこころみている音楽に近い。 アジアの音楽やジャズのように、あたらしいスケールを使うことを試みている。 一楽章 ミ・ファ♯・ソ♯・シ・ド♯のメジャーペンタトニックスケール ド♯・ミ・ファ♯・ソ♯・シのマイナーペンタトニックスケール どちらも使っている音は同じ。メジャーペンタトニックはメジャーコード、マイナーペンタトニックはマイナーコードに対応させることができる。 ③からの独奏パートに、メジャーペンタトニックが用いられている。 ⑤からは、ドミナントの和音が連続的に鳴らされている。これは、ラヴェルやドビュッシーも使っている方法のひとつ。 二楽章 二楽章は、こどものための歌。でも、楽しい歌ではなく、部屋の中で静かに歌う曲。 ドレミファソラシドの長音階をミから始めた音階、ミファソラシドレミにすると、フリジアン旋法になる。   二楽章の冒頭の旋律は、フリジアンで書かれている。 ⑬から始まるフレーズも、伴奏・旋律ともにペンタトニックスケールが用いられている。 ラヴェルのピアノ協奏曲の一楽章にも、これと似た形でペンタトニックが用いられている。 この動画で、2:18の位置から。 三楽章 三楽章のfeliuseのように、糸巻のモチーフとして三連符を用いることは、他の曲でも見られるにもある。たとえば、フォーレの「ペレアスとメリザンド」の糸をつむぐ女(feliuse)。糸車を回す動きを、三連符で表現している。 四楽章 ドビュッシーの海のように、クレッシェンド、デクレッシェンドに加えて、 音程の移り変わりからも、何かが近づいてくるような雰囲気がもたらされている。 ネガティブな印象から、気持ちや情景の移ろいを感じる。 引用した楽譜の出典元 Fernande De...

ヤマハ管楽器新人演奏会の話とか、そのプログラムに載せたプロフィールとか。

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実家から下宿に持ってきた本や楽譜に紛れて、ヤマハ管楽器新人演奏会のパンフレットが入っていました。聴きに行ったものではなく、自分が出た演奏会です。 いやはや、もう1年以上前の話です。 こういう紙を見ていると、ぼーっと眺めながら思い出に浸ってしまうので、そろそろデータにして捨てようと思っています。なんでもデータにできるいい時代です。 音楽大学と新人演奏会 音楽大学で、演奏を専門とする課程にいる学生は、最後の年度に卒業試験があります。  卒業試験で優秀な演奏をした人が、大学主催の卒業演奏会に出ることができます。 そこからさらにトップレベルで成績が優秀な人が、外部の新人演奏会(いくつかあります)に出られたり、新人演奏会に出るためのオーディションを受けられたりする、という仕組みです。学校によって多少の違いはあるかもしれませんが、だいたいは一緒だと思います。 わたしは卒業演奏会に出られませんでした。 卒業演奏会に出られなかったわたしが、どうして新人演奏会に出られたのかというと、 これは管楽器の新人演奏会で、管楽器専攻の学生だけ対象だということ わたしより成績のいい管楽器専攻の学生が、何人か辞退したこと たまたま次点だったわたしが、繰り上げられた という偶然が重なったからです。棚から牡丹餅でした。 しかも、詳しい成績や順位は非公開です。わたしが管楽器の中で次点だったということは、「繰り上げになったけど、出られますか?」と、大学の演奏部から電話がかかってくるまで知りませんでした。 「卒業演奏会も出られないなんて」という話 恥ずかしながら、こういうハレの機会でも、打ち合わせをドタキャンしたり、すごい汚い売り方でチケットを売ったりして、周りの方に迷惑をかけっぱなしでした。自分のことに手いっぱいで、他の人の演奏もまったく落ち着いて聞けやしなかったし、打ち上げでももっとたくさん話せばよかったとか、あの人を呼ぶの忘れたとか、とにかく後悔が尽きません。 なので、いい思い出よりも、申し訳ないとか情けないとか、そういう感情のほうが多いです。 (卒業間際から、合わせドタキャンとか、レッスン行かないとか、合奏中に突然失踪するとか、あと遅刻もひどかったし、我ながら本当にどうかしていたと思います。) いい思い出にできない理由は、も...

9月23日「Concert Piano & Saxo Delphine Armand Christian Wirth」

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9月23日は、リラダンL'isle-Adameの教会で行われた、クリスチャンヴィルトゥChristian Wirthさんの演奏会へ。 パリの北駅からH線で1時間ほどの場所です。小さなきれいな街でした。ここのところ写真を撮ろうと思っているのに、着いたころには真っ暗で撮れなかった。 全曲編曲もののプログラムでした。とてもよかった… 編曲ものにありがちな、音域的に無理をしていると思わせられることが、全くない。 フラジオを力強く鳴らすことも、繊細に扱うこともできて、どちらも使い分けられるというのが本当にすごい。 ギャップの講習会での個人レッスンで、リズムの取り方について特にアドバイスを受けたので、そういうことも、意識しながら聴いて(ジロジロ見て?)しまった。体からリズムが生まれているんですよね。 ピアノは、デルフィンアルマンDelphine Armandさん。私の通う音楽院で伴奏ピアニストをされていて、今回は彼女から聴きにおいでと声を掛けていただいたのでした。殆どサックスが原曲の伴奏しか聴いたことがなくて、それがかっこよくて、憧れなのです。でも、今回そうじゃない曲を聴いて、とてもきれいだった…。 現代がかっこよく弾ける人は古典も強い…と最近思っていたけれど、それが自分のなかでどんどん決定的なものになっていきます。わたしもがんばります。   会場で友達とばったり会いました。基本ひとりぼっちで演奏会に出向くので、こうやってばったり会うのが楽しい。演奏会の内容を話しているときも、無難な感想しか言えなかったのですが、やっぱり文章にしようとしても同じでした。きちんと言語化していきたい。

お金、払うの?払われるの?という問題。

ちょっと前に、こんなツイートをした。そのことについて書こうと思う。ちょっと長いのですが、もしよろしければ、お付き合いください。 お金を払って演奏する機会を、演奏してお金をもらう機会だと勝手に勘違いして喜んで引き受けた話、時間が経っても思い出して泣くほどのトラウマなのですが、なぜそんなことを唐突に思い出しているかというと、今度はノーギャラのつもりだった話が、お金を払って演奏する話だったことが判明したからです — Saé ONO (@biiibibi3jpn) 2017年9月18日 プラスか、ゼロか、マイナスか、というのは、結構大きいと思っていて、だって演奏は、自分の技術とか、楽器という資産とかを、外に持ち出すことじゃないですか、それがお金をもらう仕事になるのか、お客さんとして支払う側になるのかというのは、もう、真逆なんですよ。 — Saé ONO (@biiibibi3jpn) 2017年9月18日 ことのあらまし(今年の件) わたしがフランスで音楽院の学生をやっている、現在の話。 「学生でやっている吹奏楽の本番があって、バリトンサックス奏者を探してる。お金は払われないけど、もしやりたければ…」 と、ある先生から連絡をいただいた。断る理由もないし、紹介してもらうことにした。 詳細を聞くうちに、参加費が必要らしいということがわかった。 という一件があった。今年の9月。ノーギャラだと思っていたら、参加費を払わなければいけなかったという例。 で、わたしは以前にも、似たような勘違いをしている。(そういえば偶然にも9月だったなあ。) ことのあらまし(2年前の別件) わたしが日本で音楽大学に通っていて、大学4年生だったときの話。 「バンドまだ活動していますか?もし可能であれば、出演していただきたいイベントがあるのだけど」 と、高校でお世話になっていた先輩から連絡をいただいた。(そう、高校時代はギター部だったんですよ。)バンドはやっていないけれど音楽は続けているので是非、というような返事をして、主催者の方に紹介してもらうことにした。 ほどなくして、主催者の方からメールが来た。送っていただいた詳細には、日付と、演奏時間(転換込み○○分、○曲指定)、出演料○○円と、場所が書いてあった。その場所は屋外で、私もよく行く場所...