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Showing posts from January, 2020

誰かと違うということは孤独だ

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小林賢太郎演劇作品『うるう』を観に豊橋まで。 小林さんが演じる舞台を観に行くのは初めて、その時点で泣きそうなほど緊張。 東海道線に揺られること1時間ほど、景色がどんどん、のどかになっていく。まるでジオラマの世界にワープしてきたみたいだなと思いながら、小さな木と周りに落ちている蜜柑を眺めていた。 快速で一駅手前の蒲郡は蜜柑の産地。学生時代に市民楽団のお手伝いでよく来ていたので、この車窓は懐かしい。豊橋駅もまた、青春18きっぷの旅で名古屋から東に進んでいくとほぼ必ず降りて乗り換える場所。懐かしい。 久しぶりの豊橋駅、後輩の演奏を聴きに行った数年前(いつだ?)以来のPLAT。 劇場に入ってチラシの写真を撮るお姉さんがいた(わたしだけじゃなかった!)。 進んでいくと、あふれんばかりの人、人、人。トイレの行列、物販の行列、それもなにかうれしくて泣きそうだった、 小林賢太郎、名前が知られていない、テレビにも早々出ない、そういう人の舞台が観たいなんて話していたら、親から変人扱いされてきた。でもこの人込みを見て、わたしは変ではなかったと確信する。いや逆に言えばこんなに変な人がいるのか。どちらにしろうれしかった。 物販の列に並ぶのは恥ずかしかったので、そのまま席に着くことにした。ホールに入ると、幕が、森。草のセットもある。そして聴こえる鳥の声。ときどき水の音。 うむ、こういう世界観なのか。 影アナが入る。影アナが終わる。もうはじまるか、まだはじまらないか、誰かが咳払いをしたりしゃべったりして、それもなくなってだんだん静まり返り、完全に鳥の声だけになったとき、一瞬でチェロのチューニングのような音が耳に飛び込み、客席のが暗くなる。 音と映像、うるうびとを彷彿とさせるアニメーション、題字の「うるう」が舞台上に映し出され、現れた小林さんの姿。初めて生で聴いた小林さんの声。正直普通だった。毎日聴いていた声がそこにあるというだけだった。生で聴いた声に感動して泣くかと思っていた自分、そんなことで泣かなくて安心した。姿は遠かったのでよく見えなかった。オペラグラスを用意していたけど、徳澤さんの足元を見るためにしか使わなかった。使えなかった。 ネタばれはしない、しないから内容のことは何も書かないつもりなのだけど、序盤からぐしゃぐしゃに泣いた。周りの人は全...

向いていなくても続ける / 物書き日記 1月13日

11月からライターとしてのお仕事を始めて早2ヶ月。収入は本当に些細な金額で、精神的にも「もう向いてないや……」と思って折れてしまいそうです。    が、ある単純なことに気が付きました。わたし、書き上げるスピードが圧倒的に遅い。調べる速度も遅い。構成が下手だから途中で躓く。課題は山積みでした。 文章を書くことはもっと得意になりたいんです。 だから「向いてないや……」で終わらせたくない。向いていなくても続ける。毎日少しずつでも文字を書いて、書いて、書き続けて磨きます。 当分はログを取りながら(ここで公開しながら)速度と完成度を上げていくようにします。ブログとしてはつまらないものですが、日々の記録から少しずつ成長が感じられたらいいな、なんて思っています。 どうぞよろしくお願いします。おやすみなさい。 2020年1月13日 (月) 書いた記事(お仕事):1本 総文字数:2500文字

12月が終わってしまった

気がつけば12月が終わってしまいました。 昨年も大変お世話になりました。 今年もよろしくお願いいたします。 実は年末に限らず、お祭りムードはちょっと苦手、な、ときがあります。 今日はリビングでほんの一瞬だけ紅白を観て、 紅白に盛り上がるTwitterのタイムラインを閉じて、紙とテキストエディタを開いて夜を過ごしました。 仕事との向き合い方、スケジュール感やクオリティはまだまだ褒められたものではありません。それでも「年末年始働きながら過ごす」という思い描いた姿に一歩近づけたことは、自己評価しようと思います。評価内容は非公開です。 変わらぬ毎日の、変わらぬ月の変わり目に感謝したいです。特別はうつくしいけれど、なんでもない日々もまたうつくしいものです。 どうぞ今年も、よい毎日を。おやすみなさい