きになるたてもの / 旧稲葉地配水塔・名古屋市演劇練習館アクテノン


今日も名古屋のローカルネタです。
給水塔を見にいきたい!と思って調べていたところ、
東山給水塔という現在は閉鎖されている給水塔があることを知り、
同じ設計士さんが設計した稲葉地配水塔という建物があるらしいことを知り、それが、名古屋市演劇練習館アクテノンです。



アクテノンは演劇の「アクト」、水の「アクア」と、神殿の「パルテノン」を掛け合わせた言葉で、公募で選ばれた愛称。その名の通り、まるで神殿のような独特の外観です。
配水塔としての役割を終え図書館となり、その図書館移転後は現在のように練習室を貸し出す施設になりました。建物の中には図工室のようなお部屋や和室もあり、柱で支えられている最上階は照明卓もある大きなリハーサル室があります。そしてこの最上階が、かつては給水タンクだったとか。

わたしも、過去に何度か利用したことがあり、馴染み深い場所です。通っていた大学のそばにあるので、しょっちゅう横を通っていたし、見慣れているのですが、いやはや、これが配水塔だったなんて知らなかったのか興味がなかったのか……。



さてさて、住宅街、まっすぐな道の突き当たりにそびえ立つ大きな白い建物です。
明らかに浮いています。



もっと大通りにあったら見つけやすいのですが、一本入ったところにあるので見つけにくいです。



こちらは別の角度から。南側、建物の裏側からの写真です。

素敵な景観だとは思うのですが、見慣れていなかったらちょっとびっくりしますよね。

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アクテノンについて、参考にしたサイトを。

■名古屋市:名古屋市演劇練習館(旧稲葉地配水塔)(観光・イベント情報)
名古屋市のサイト。一枚目の画像の引用元です。
あまり詳しいことは書いてないけれど、基本的なことは一番すっきり書いてある。

BACK STAGE REPORT~report no.12 名古屋 【アクテノン】 - LAND‐NAVI
アクテノンについて、名古屋市文化振興事業団の方へのインタビューなどが載っています。
愛称アクテノンの命名が演劇の「アクト」水の「アクア」+「パルテノン」から来ているということが書かれていたのはこのサイトです。出典がインターネット上になるとどうなのか?とは思うのですが、管理者側の方へインタビューされているので正しいのだろうと思っています。
アクテノン誕生からのインタビュー、面白いです。

■achives064《名古屋市演劇練習館アクテノン》
LIXIL Renovation Forumというホームページのなかのアーカイブ、アクテノンの紹介ページです。
昔の配水塔の頃の写真、詳しい設計図などが載っています。

・一枚目以外の写真は筆者撮影です。