Les articles / フランス語・冠詞の使い方



フランス語、ちょっと初歩的なところから勉強しなおしています。学んで得たフランス語の用法を、日本語で噛み砕いて書いていきます。勉強しながら自分で考えているので、 間違いに気が付いた時点で修正していきます。

参考までに、つかっている本は、Hachetteの、les 500 exercices de grammaire(B1)です。




Les articles 冠詞

冠詞(article)には3つの種類がある。
定冠詞(article defini)、不定冠詞(article indefini)、部分冠詞(article partitif)


名詞の前につくle la lesが、 定冠詞(article defini)。
le crayon la montre les légumes  etc...
名詞の前につくun une desが、不定冠詞(article indefini)。
un crayon une montre des légumes etc...


前置詞のde と、定冠詞を合体させた形が、部分冠詞(article partitif)
de + le = du
Je fait du judo. 私は柔道をします。
de + la (そのまま)
Tu joues de la flûte. 君はフルートを吹く。
de + les = des
Il ferme les fenêtres des maisons. 彼は家の窓を閉めます。


また前置詞(preposition)をàを、定冠詞を一緒に使うときは、形が変化します。
à + le = au
>>> Je vais au parc. 私は公園に行きます。
à + la (そのまま)
>>> Tu rentre à la maison 君は家に帰る。
à + les = aux
>>> Il a dit aux etudient. 彼は生徒たちに言う。

・なお、母音またはhから始まる音は、リエゾンする。 l'homme / l'arbre など…
・前置詞を付ける場合は、女性形と同じように、変化しない。 de l'homme / de l'arbre など…!

冠詞の使い分け

①しっている または しらない

それについて、知っているものは、定冠詞(le,la,les)を使います。
知らないものは、不定冠詞(un,une,des)を使います
話の流れで出てきたものも、定冠詞を使います。

Aujourd'hui, j'ai lu un chien dans un parc. 
今日わたし、公園で犬を見たよ。
le chien mange une pomme. 
犬はリンゴを食べていたよ。

…この話の流れでは、一つ目の文章を読んだ時点では、みなさんは犬のことをまだ知りません。二つ目の文章のときは、すでに先に話した「公園で見た犬」をいるので、定冠詞を付けます。


Je suis allée au restaurant. 
わたしはレストランに行きました。
J'ai demandé un bœuf bourguignon à la serveurse. 
わたしは店員さんに、ブルゴーニュ風牛肉シチューを頼みました。

…レストランは、わたしが行ったレストランのことを具体的に指しています。なので、不定冠詞ではなく、定冠詞。そして、à+le→auになります。
わたしが注文した店員さんは、話の流れからそのレストランにいる店員さんだとわかります。なので、定冠詞です。
わたしが注文したブルゴーニュ風牛肉シチューは、ごく普通の料理。特別なメニューではないので、不定冠詞になっています。


②たくさんある または わけてある

数えられるものは、不定冠詞(un,une,des)。
数えられないほどたくさんあるもの、数えられない量のものは、部分冠詞(du,de la)を使います。

J'ai acheté du sucre et un citron. 
砂糖とレモンを買いました。
…レモンは一つだけ買った、数えられるものなので不定冠詞(un)。
砂糖は数えられないので、部分冠詞(du)を使います。

J'ai acheté un kiro de sucre.
砂糖を一キロ買いました。
…砂糖も、1キロと数えるなら、不定冠詞をつかいます。

③まるごとひとつ または ほんのすこし

Je mange un gâteau.
わたしはひとつケーキを食べる。(まるごと)
Elle mange du gâteau.
彼女はケーキを食べる。(すこしだけ)

まるまるぜんぶ、を指す時は、不定冠詞(un,une)。
そこからすこしだけ、を指す場合は、部分冠詞を使います。(du,de la)

④特別なもの または ふつうのもの

J'aime la musique. J'écoute du jazz.
私は音楽が好きです。ジャズを聴きます。  
Je connais un groupe de jazz qui s'appelle jabberloop.
わたしはJabberloopというジャズのグループを知っています。
音楽はふつうのもの。音楽が好きと言ったら、音楽全般のことを指している。そういうときは、定冠詞(le la les)をつかう。
知っているグループは、たくさんあるうちのひとつ、グループを知っていることを言いたい。そういうときは、不定冠詞(un une des)をつかいます。

冠詞を省略するとき

②否定文をつかうとき

Je mange du légume.
私は野菜を食べる
Elle ne mange pas de legume parce que elle ne l'aime pas.
彼女は野菜を食べない、なぜなら彼女は野菜が嫌いだから。

部分冠詞を使う文章は、
否定文のとき、部分冠詞ではなく de だけになる
Elle a un grille-pain.
彼女はトースターを持っている。
Je n'ai pas de grille-pain.
わたしはトースターを持っていない。

不定冠詞を使う文章では、
否定文のとき、不定冠詞をdeに置き換える

J'aime le jazz mais elle n'aime pas le jazz.
私はジャズが好き、だけど彼女はジャズが好きではない。
定冠詞だけを使う場合は、否定文でも同じく、置き換えずに使う。

② 前置詞de を使うとき

文法的にdeを使うとき、不定冠詞はそのまま。
部分冠詞は省略する。

J'ai demandé une partition. J'ai a besoin d'une partition.
私は楽譜を注文した。私は楽譜が必要だった。


③前置詞de を使うとき、かつ特定の何かを指す場合

特定のものを指す場合は、定冠詞を一緒につかう。
Une clé de maison / Une clé de la maison
家の鍵 / (この)家の鍵



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