憧れの、念願の、デサクセLes Desaxesを聴きました。眠ろうと思っているのに興奮冷めやらず、ブログを書いています。とても楽しかったです、本当に楽しかった…!!とても楽しかったです………
気持ちを元気に切り替えたいときや、足取りの重い日は、しょっちゅうデサクセの動画にお世話になっていました。 気持ちが楽しいほうに引っ張られていくのです。
会場は、ALHAMBRA Parisという小さな劇場。公演は1か月の間に19日も行われていたのですが、また見たい!!と思ってしまうことはわかっていたので、最終日に行きました。
わたしが買ったチケットは二等席だったのですが、会場の方が開演直前に、前のほうの席に移動させてくれました。だから前のほうで観れました。うれしいです。
デサクセのライブのみどころ。
CDでも、動画でも、本当にかっこいいんです、でも、ライブならではのところを挙げるなら…。曲と曲の切り替え、移り変わりがすごくなめらかで、もう、さすがです。
冒頭から、四人ともオーディションに落とされ、テキーラを飲んで、どんどん酔っぱらって、いろいろな曲を演奏して、場面が切り替わっていって、でも全て夢だった…という、いわゆる夢オチで終わり、またオーディションの場面に戻ってくる。なんなんだ、一体。
そのはちゃめちゃな展開が、とてもなめらかです。
この酔っぱらってから夢オチまでの、最初のパートだけでも、何度もソプラノとアルトの持ち替えがあったのです。持ち替えがスムーズすぎます。
あれ?さっきまでソプラノ吹いてたのにアルト?あれアルト吹いてたのにソプラノ…?いつの間に…?
これは四人の演技力だけではなく、演出や照明、それから後ろで流すオケの使い方の効果も大きいのだと思います。それにしても、どこもかしこも、抜かりないのです。笑いに集中できる意識の導き方ですよ、これは…。
表情と会話
今回の公演は「全ての言語に」とのことで、セリフがほとんどありませんでした。冒頭に、オーディションの審査員役の人の声が流れていますが(英語)、デサクセの四人が具体的に話す言葉は、Yes!Next!Hello!など、かんたんなものばかりです。
でも、ストーリーがあり、そのセリフとして、サックスを吹いています。サックスで表現しています。
もちろん演技もありますが、音から伝わる情報の多さを思い知ったような気がします。演技も音の表現も、これくらい大げさにしなければ、伝わらないのだということもわかりました。
今回わたしがいちばんすごいな、と思ったのは、音でアフレコする場面です。
言葉は、言葉そのものと同じくらい、言葉の発し方から情報を得ていることが多いのだと思わされました。自分が普段、そうやって感じ取っているから、なおさらそう思うのかもしれません。
この動画の、5分50秒のあたりから。
2017.11.09追記:動画が見られなくなっていた…のですが、もう少し短めの抜粋の動画があったのでそちらを。0:35あたりです。
それから、途中でニュージーランドのハカという踊りの真似みたいな、そういう踊り、掛け声、演出があって、それで「ガンバッテガンバッテ!」とは言っていたけれど、思わず笑いました。よくよく調べたら、ハカの歌詞がもともと「ガンバッテ」に聞こえやすいそうです。なので、これはべつに日本語ではないです。いや、あえて「頑張って」の意味だったのかなあ…。
また聴きたい
今載せたこの抜粋の動画だけ何度も見て何度も思い出して楽しいです。わたしはしあわせものですね。今度こそ本当に本当におやすみなさい。ついに、デサクセを、ききにいきました。サンジュレーとかケアレスウィスパーとかきけて、ひとりでよろこんでます。おなじみの指揮者とかテニスとか一段と上手だった、しあわせ、— SaeONO🎷 (@biiibibi3jpn) 2017年11月5日