内向的

先月半ばから、サックスを吹くと何故か涙が出るような状態でした。それは主に1人の時でしたが、授業やレッスンなど、誰かと一緒にいてサックスを吹く時も同じでした。そのせいで、サックスを吹くこと自体が億劫になっていました。そういう言い訳をして、ほぼ全く練習をせず、授業も行かず、音信不通になりながら過ごしていたのが、わたしのこの頃です。情けないです。

昨日、レッスンに行って、こんなことになるまえに練習していて見せずじまいだった曲を、ちょっとだけ先生に見てもらいました。取り乱すことなくふつうに吹けました。なんだか程度が低いけれど、それでいいのです。

しかし、さすがに何週間も練習らしい練習をしていないとなると、体が、きついです。

入試のために準備していた曲、試演会のために準備し直すことにしました。入試を受けること自体はやめたのですが、せっかく練習を始めたので、仕上げて終わりたいです。

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自分をまっすぐ見つめる事は難しいです。捉え方によっては、それ自体が苦しいことでもあります。

誰かと自分を比べることが、悪いのではありません。それもまた、自分について考えるための一つの方法だと理解しています。しかし、それがただ自分を安心させるためであったり、反対に貶めるためのものであるのなら、比べる基準や方法を考え直したいです。

人から掛けていただく言葉も、同じです。誰がどう感じたか、それ自体をとがめることはできず、それをわたし自身がどう受け取るかだけが、わたしの操作できる部分です。褒められたことを素直に受け入れて、アドバイスを正しく噛み砕き消化する。簡単なようでとても難しく。

今は正確に自分と他人と比べることができず、誰から褒められても貶されても耳障りにすら思います。すみません。なので、あまりいろいろ考えないようにします。本当の自分は、自分の中にしかないと、つくづく思うのです。

周りの成長、言葉その他に振り回されるのではなく、しっかりと自分の軸を持って、どんな状況に置かれても腰と構えることができたらいいな、と思っています。追いつく追い越すをモチベーションにするのではなく、自分の内側から、自分自身の成長を楽しめるような、そんなモチベーションを手にしたいです。

気合を入れずに、ゆるゆると、こういう感じで、じっくり気持ちを上げていきたいです。あと、この状態になって失った信頼を、取り戻さねばならないです。ゆっくり。