毎日があっという間に過ぎて行く、

レストランでの接客のバイトを始めてから、4ヶ月ほど経ちました。
働いていると毎日が楽しいです。

わたしの働いているお店の料理は美しくて、味も美味しいです。 自分がよき料理を提供するためのひとつの力になっているのは、本当に光栄なことに思います。
お客さんと料理を繋いでいるような、いい時間を演出するような感覚はあって、それがとても、楽しいのです。

わたしにとって接客の仕事はとても難しく、能力が足りていないことは重々承知です。
いつも、もっとこうすればよかった、これができればよかった、なんて反省だらけで。それでもほんの少しは、お店の力になっているだろうことは、嬉しいのです。

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この2週間ほど、ほぼ毎日働いていました。
働くことは相変わらず楽しいのですが、危機感もあります。

帰りの電車を、寝過ごしたり。
帰ってきてからの時間は、ほとんど何もできなかったり。
出勤前だって、なにかをこなすことはできなかったり。

このままでは、仕事が生活の中心になってしまいそうです。

夢中になれることがあればそれでいい、なんてわけではないのです。 わたしは、接客を生涯の仕事にするわけではないのですから。このままでは、数か月先、何年も先の自分が、あの時もっとこうすればよかった、と思う姿が目に浮かびます。

自分が大切に出来ることの量は、たぶん限られていて、そんなに多くはありません。

だから、大切にしたいことを本当に厳選する必要があると思いました。
そして、それを死守しなければならないのです、自分の手で。

朝目が覚めたら、けろっとすべてが変化しているなんてことは、ないのです。

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と、まあこういうことを思うと、思い出すある音楽の一節があります。


歳を重ねるほど、奇跡は突飛もなく起こるものではないことを、身を持って思い知ります。
同時に、まだこの手で何かを起こせるかもしれないということに、希望を抱いたりします。希望、希望、

「明日やろうはバカ野郎」なんて言葉がありますが、本当にそれだ、大切なことだけは毎日ほんの少しだけでも前に進めてから、眠りにつきたいものです。おやすみなさい。