コンテナカフェ茶居留 クリスマスコンサートに伺いました
去る2024年12月21日(土)、愛知県の南知多町の内海(うつみ)にあるコンテナカフェ「茶居留(ちゃいる)」さんのクリスマスコンサートを聴きに行きました。チケットは6000円とやや高めですが、それもそのはず、食事・ドリンクつき!初めて茶居留に伺ったとき、店主の横井さんからもお勧めいただき、参加を決めました。
出演は、ヴァイオリンの中村葉子さんと、ピアノの藤掛幹奈子さん。中村さんは三重県、藤掛さんは岐阜県でそれぞれ活動されている演奏家で、お二人と茶居留の店主 横井さんの3人は普段から本当に仲良しなのだそう。
狭い店内は満席で、ぎゅうぎゅう詰めのお客さんとともに、コンサートがスタート!途中、趣味でフルートを愛好されている方がゲスト出演されたり、店主の横井さん含む3人の仲良しエピソードを披露されたりと、和やかな雰囲気で進行しました。
コンサートの終盤では、モンティ:チャルダッシュが演奏され、中村さんのヴァイオリンのテクニックにお客さんは釘付けに。そして最後は葉加瀬太郎「情熱大陸」で、藤掛さんと中村さんの息ぴったりの演奏でさらに盛り上がり、熱烈なアンコールの拍手に包まれました。アンコールは急遽「クリスマスメドレー」が演奏され、拍手喝采のなかで終演となりました。
1時間ほどのコンサートが終わると、お待ちかねの食事タイム。つくね、ハンバーグ、ナゲット、ちくわ(!?)など、パーティーメニューが所狭しと並べられたテーブルが登場。なんと今回のお料理で使われている野菜は、茶居留の常連さんからの差し入れとのことでした。野菜が本当においしくて何度も何度もおかわりしてしまいました…!
会場に集まったのは、ほとんどが地元の常連のお客さま。小さなお店ならではの距離の近さで、お客さん同士も演奏者も交流できるのが面白いところです。そこかしこで会話が弾み、「次はあんなコンサートをやりたい!」と声が上がると、とんとん拍子で具体的な企画アイデアに繋がり、偶然来場していた関係者に繋がっていく(!)のも印象的でした。
お開きのころには、ヴァイオリンの中村さんが「茶居留は出会い系カフェ!」と言って、お客さんたちから「その言い方だと意味が変わってくるよね!?」と笑いが起きる場面もありました。店主の横井さんが人と人との出会いを楽しんでいらっしゃるからこそ、こんな暖かい場所が育っていくのだなと思いました。
地元のコミュニティに飛び入りさせていただくような感覚でしたが、みなさんとても優しく、よそ者のわたしでも温かく迎え入れてくださいました。本当にありがとうございました!
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茶居留の外観 |
コンテナカフェ茶居留では、定期的にコンサートやイベントが開催されているそうです。2025年5月には、東京フィルハーモニー主席チェリスト渡邉辰紀さんによるバッハ無伴奏チェロ組曲全曲コンサートが開催されるとのこと。こちらもすでに着々とご予約があるのだとか。演奏者との距離が近い、贅沢なコンサートになりそうです。ご興味ある方はぜひ!