クラリネットドリッパーを使ったコーヒー抽出体験をしてみた ヤマハミュージック 名古屋店
名古屋で楽器屋さんといえば?…本当にたくさんお店がありますが、どんな楽器・ジャンルの人でも共通して知っているお店となると、きっと答えは「伏見のヤマハ」になるのでは! 伏見のヤマハの正式名称は「ヤマハミュージック 名古屋店」で、地元東海エリアでは最大級の規模となる総合楽器店です。2021年に大幅なリニューアルをして、ヤマハブランドの発信拠点となる「ブランドショップ」に生まれ変わりました。
ヤマハミュージック 名古屋店の1階は「ブランド体験・カフェ」のフロアになっていて、リニューアルによる一番大きな変化を感じるのもこの1階です。いろいろな楽器を触ったり、映像をつかった指揮体験をしたり、気軽に音楽体験ができる場所になっています。
この日はカフェで開催されるコンサートを聴くために訪れました。席に着くとこんなポップが!SNSで見たことはあったのですが、まさか名古屋で体験ができるとは。試しに自分で注文してみることにしました。
クラリネット・ドリッパー!
クラリネットのベルの形をしたコーヒー・ドリッパーで、楽器工場での未使用部分を活用したアップサイクル製品です。クラリネットの素材を生かすということだけえいえば、インテリアなどを真っ先に思いつきそうですが、既存の考えに囚われず、ベルの形状を生かしたモノに変身させているの、自由すぎる発想で楽しいです。
この日のコーヒー豆はキリマンジャロ。体験メニューは体験が主役なのに、スペシャリティコーヒーが用意されているなんて。ちなみに、写真は撮り忘れましたがメニューにはビールもあり、日本で主流のラガービールではなくエールが用意されていました。たんなる併設カフェに留まろうとしない、気概を感じます。
お金を払うと席で待つように伝えられ、しばらくすると意外にも大がかりな一式が運ばれてきました。(わたしは自分でハンドドリップのコーヒーを淹れることがあまりないのですが、そもそもコーヒーを淹れること自体が、大がかりな作業ですよね…!)
見た目はそのまんま、クラリネットのベルです。淹れ方の手順も一緒に。このクラリネットそのまんまの見た目が、特別感を引き立てていますね。
淹れました。
肝心の味の違いについては、正直よくわかりませんでした…。ただし、意外性と目新しさも相まって、とても楽しく飲むことができました。ごちそうさまでした。
このドリッパーを使うことで生じる違いについて、専門家や愛好家の方にも試してもらい、意見を聞いてみたいです。なので、いつか商品化されてほしいなと思いました。音楽が好きでコーヒーも好きな人は多いので、そういう人たちの選択肢になっていく日が来たら面白いですね。
こちらの体験は2024年9月までとなっていて、この文章を書いている現時点ではすでに終了しています。いつか商品化されたときは、みなさんぜひお試しください(そして感想を聞いてみたい!ぜひ!)