読書メモ / ちきりん「『Chikirinの日記』の育て方 9年間のブログ運営の舞台裏」を読みました。

ちきりんさんの「『Chikirinの日記』の育て方 9年間のブログ運営の舞台裏」を読みました。


いまいろいろ本を読もうと思っているところなので、kindleが月額定額で読み放題になるkindle unlimitedを登録しました。実はこの読み放題サービスが出た直ぐに無料お試しで試していて、読みたい本がラインナップから消えたりしてちょっと落ち込んで、二か月目以降の登録を更新しなかったのです。
この本は、以前はさほど気にならなかったのですが、わたしもこうしてブログをはじめたので参考に読みたかったのです。もちろん普通に買ってもいいのですが、折角読み放題のラインナップにあるのならと思って、kindle unlimitedにもう一度登録しました。他の本もたくさん読むよ!


壁をつくらない言葉

専門用語や、ネットでしか通じない言葉を使うことで、壁をつくらないことをちきりんさんは心がけているという。

わたしが初めてブログを作った頃は、よく見ているアニメやアニメーターさんのサイトを見て「こういうのやりたい!」という意識が結構あって、憧れている人の真似をしたいというだけのものでした。(それはもう消してしまったけれど…)
大人の仲間入りをしたい!という欲求だったのかなと今では思うのですが、だからあえて「ネットっぽい」感じで書こうと頑張っていた部分もありました。

言葉は言葉自体で棲み分けがあるので、誰に向けて書いているのかを考えて言葉を書けば、その人たちにとって読みやすい言葉になるのでしょう。
逆手に取れば、寄せ付けないこともできる。ギャル文字が流行っていたころ、私自身はギャル文字で書かれたブログはそれほど読んでなかったから。

単語ひとつや話題ひとつとっても、そういうことの積み重ね。

自分の使いやすいほうを選んでいくと、専門用語だったり、仲間ノリみたいなものが増えていくし、仲間ノリが必要なときはそういうものをつかえばいい。
自分の考えを、伝えたいターゲットの人が読めるような、言葉をえらぶべきですね。

自分のスタンスをはっきりさせる

ちきりんさんはこの本のなかで、自分がこだわっている部分をたくさん書かれているのですが、きちんと考えて決めている。
でも基本的に、どんな誘惑があっても、ちょっと嫌なことがあっても、その都度「自分のブログがどういうメディアを目指しているのか?」を考えて、どういう判断をするか決める。
ただ茫然と記事を書くのではなく、自分がどういうスタンスでブログなり文筆なり表現なり、そういうことをやっているのかをはっきりさせる。いつでもそれを基準にして、考えて選んでいく。


アウトプット

インタビューや取材をすると、自分の知らない分野を知ることができるし、考えてアウトプットするまでの過程を記録することが出来る。それが好きで、ちきりんさんはインタビューや取材の依頼を受けているんだそうです。
自分の中で既に出来上がったことがらを発信するのではなく、あたらしく知ったこと、そこで手にした材料をつかって自分の手で組み立てていく。
逆に自分がインタビューを受けるときは、既に完成したことを話しているだけだからつまらないとのこと。だからインタビューをするときは、自分だけが得をするのではなく、少しでも相手にも得るものがあるように意識する。一方的に自分で得て発見する、というだけじゃなくて、コミュニケーションなのだなあ、と思ったのでした。

・・・

そうそう、それで、この本を読んで、今日ははせっかくなので、引用を用いずに、得たことを書こうとしています。
こうありたいと思ってブログに書いているのですが、だいたいが書いてあることの受け流しみたいになってしまって、なかなか難しい。
ちょっと関係ないけど、自分の言葉でいかに興味を持てるか、自分の中に取り込むことができるかがためされるので、アウトプットがインプットの近道だという方々の気持ちがちょっとわかった気がします。
本当に理解したかったらこうやって言葉にするのが早道なのだなあ。