読書メモ:イケダハヤトさんの本を読みました②

ちょっと前ですが、何かを思い悩んで立ち止まっていたので、何か本を読もうと思いイケダハヤトさんの本を2冊読みました。(ちなみに何を悩んでいたのかもう思い出せない…)
イケダさん、やっぱりブログでもこれまで読んだ本でも一貫して同じことを書かれているのですが、本として書いてあると読みやすいのでいいです。

読んだのは、「凡人を脱するための10の考え方」と「イケダハヤトはなぜ嫌われるのか?」の2冊です。

完全に悩んでる自分の視点で読んでいるのであれですが、マーカーを引いている部分を紹介します。

まずは「凡人を脱するための10の考え方」から。


論理的であるというのは 、シンプルにいって 、単に 「こじつけがうまいだけ 」なんですよ 。関係のなさそうな 「 A 」と 「 B 」を 、美しくつなげて 、 「 C 」という結論 ・仮説を導き出す 。それが論理的であるということです 。(No.45)

論理的であることをやめようよ、という話の流れから。
なにか理由をつけて考えたくなるものですが、理由なく「なんだこれすごいな!」というものも、絶対あるはずです。そういうものって、実際にすごいものそのものに触れないと忘れがちな気がします。反省。

「尊敬 」はあくまで 、コミュニケ ーションコストを下げ 、周囲の人々の成長をうながす 「ツ ール 」です 。(No.217)

 尊敬に限らず、人との関係や立場全てに言えることかもしれません。尊敬されたいとか認められたいとか、そういうものは、その先にやりたいことがあった向こうの話。尊敬を得ること、認められること、それ自体が目的ではない。

安定なんて 、だいたいウソですし 。変化こそが面白いんですよ 、人生というのは 。(No.257)

安定を求めない、というのはイケダさんに限らずいろんな方が言っていますが、安定は停滞なんですよね。不安定なところから安定に向かっていく動きがおもしろいのですな。

続いて、「イケダハヤトはなぜ嫌われるのか?」から。
変な話ですが 、ぼくは人間には自由意志なんてものはないと考えています 。ぼくらは常に 「土壌 」の影響を受ける 「果実 」のようなものです 。あなたがすばらしい人間であるとしたら 、それは土壌がすばらしかったのです 。ぼくが抜きん出た能力を持っているとしたら 、それは土壌がすばらしかったのです 。ぼくはそのように世界を見ています 。(No.255)

なんとなく行動主義心理学のような考えかた。何が悪い行動があるのはその人が悪いのではなく、その行動をもたらす環境やいろんなものから来ているだけだという話。
いい作物を得たければ土壌を良くしようというのは、ちょっと希望がある。ような気がする。わたしも文句を言うなら土を耕そう。

「売名」というのはあくまでレッテルであって 、そのマイナスのニュアンスをはがすと 「広報 ・宣伝 ・ブランディング 」といったビジネス用語に落ち着きます 。(No.818)

これは、言葉のもつポジティブさネガティヴさに、意味の捉え方を振り回されてはいけないな、と思ったので抜き出しています。

彫刻でも 、料理でも 、なんでも構いません 。あなたが感じてきた怒りや不満を 、作品にうまくぶつけてみましょう 。うまく吐き出すことに成功すれば 、そのほうが結局自分を癒してくれますし 、作品としても味があるものができます 。ぼくは怨念を感じない作品は 、どうにもつまらなくて興味を抱けないんですよねぇ 。(No.928)

そればっかりになるとそれもどうかと思うけど、これも大事な観点だと思うです。そればっかりになるとそれもどうかと思うけど。