わたしが考えるフランス語と日本語の違い3つ。


海外で暮らせば自然とその国の言葉が話せるようになる!…とは言いますが、真面目に勉強している人は日本にいても、喋れるんですよね。環境を変えれば多少は理解できるようにはなるけれど、読めなくても話せなくても、生きていけます。

わたしはまさに今、うまく話せないもどかしさを持って生活しています。きょうは、フランス語がうまく話せない現状で感じる違い、話す時に気を付けていることを3つ書きます。
 
おそらく、他の外国語学習者の方にとっても、いたってふつうのことなのですが、わたしなりに書かせてください。 そろそろ真面目に勉強して、この気づきより先の場所に進みたいのです…

1.日本語はあいまい

日本語は省いている言葉が多いです。


「行きたい!行こうよ!」みたいな単純な表現でも、フランス語に直すには、いろいろな言葉を付け足さないといけないのです。
「Je veux y aller! On y va !」になるのかな。私はそこに行きたい、私たちはそこに行こう、と言う意味です。(ちなみにOn y vaは英語のLet's goみたいな使われ方をします。)

これは単純な例ですが、日本語とフランス語では根本的に違う表現が沢山あります。なので、思ったことを日本語の文章にして、それを直すことが難しい。思ったことを、そのままフランス語にしなければならないのです。

とはいえ、日本語のように曖昧な表現ではなく、ストレートに言えるのは、フランス語のいいところです。わからないときも、わかるときも、とにかく単純に反応していかなければなりません。日本語で知っている表現があっても、それを訳そうとする必要はないのです。まずわかることを、言う。

2.発音が違う

日本語は発音を極力単純化している言語だと思います。
「行きたい」を「いきたい」「ゆきたい」と二通りのかなで書いても理解できるように、本来はたぶんいろいろな種類があったのでしょう…。

フランス語には鼻母音という特殊な発音があり、これが難しかったり。
LとRの発音、GとJの発音、EとUの発音が、ごちゃ混ぜになりやすかったり。
それぞれ、きちんと使い分けなければ、伝わりません。

カタカナでは表せない発音が多いのです。なので、発音も極力カタカナで書き表すのではなく、直接その音で覚えたいところです。


3.Si

フランス語と日本語では否定文の疑問形のときの返事の仕方が、日本語と違います。

たとえば、「Vous avez pas le crayon?鉛筆持ってますか」と聞かれたとき。持っているときはOui、持っていないときはNonで、あっています。
「Vous n'avez pas le crayon?鉛筆を持っていないのですか」と聞かれたときは、持っているときはSi,持っていないときはNonで答えなければいけない。

日本語は、持っていないときに「はい」と答えることもありますよね。
フランス語は逆になります。そして、Siを使います。


こんな感じでややこしいので、何か聞かれるたびに、いつもちょっと止まってしまいます。ときには否定文ではないときも。
たとえば、「C'est lourd?それ重いの?」とか聞かれたときも、「Ce n'est pas lourd?それ重くないの?」と聞かれたときも、どっちで答えるか悩みます。

答えがOui なのかNonなのか、Siなのか…!気を付けても間違えやすいので、後ろに一文つけるようにしています。

私的まとめ

言いたいことを日本語から直そうとすると難しいので、直接フランス語で言うようにしていくことが大事だと、つくづく思っています。
フランス国内にあるフランス語の語学学校は、フランス語でフランス語を教える学校(FLE)ばかりだと思います。たしかに理解するのは難しいのですが、そのほうが絶対理にかなっていると思います。

…とか言っていないで、わたしも勉強します。

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