Les démonstratifs / フランス語・指示形容詞と指示代名詞
前回に引き続き、フランス語のいろいろ。
ちょっとまじめにフランス語の勉強をしているので、まとめたことを書いていきます。
自分ひとりで教本を読みながら解釈していて、これが正しいかどうか不安です。
間違いを見つけられましたら、指摘していただけると、とても助かります。
つかっている本は、Hachetteの、les 500 exercices de grammaire(B1)。 20~23ページにあたります。
Le adjectif demonstratif 指示形容詞
日本語で「この」にあたることば。名詞の前につけます。Hier, j'ai acheté ce stylo, cette tomate, cet œuf et ces pains.
昨日、このペンと、このトマトと、この卵と、このパンを買いました。
ceは、男性系の単語と。
cetteは女性系の単語といっしょに使います。
cetは、男性系で、母音で始まる単語のときに使います。
それぞれ単数。
ces は、複数形の単語といっしょに使います。
Le pronom démonstratif 指示代名詞
日本語で 「これ」「それ」にあたることば。名詞と一緒ではなく、単体で使います。celui-ci が、「これ」の距離感
celui-la が、「それ」の距離感で、指を指したりするようなときに使います。
これもそれぞれ、男性系・女性系・複数形で、かたちが違います。
celui-ci これ(男性系・単数)
celui-là それ(男性系・単数)
ceux-ci これ(男性系・複数)
ceux-là それ(男性系・複数)
celle-ci これ(女性系・単数)
celle-là それ(女性系・単数)
celles-ci これ(女性系・複数)
celles-là それ(女性系・単数)
賢明なみなさまはお気づきかと思いますが、
「celuiなど:代名詞と、ciまたはla:位置」という組み合わせ、です。
そのため、あたまの代名詞の部分、それだけで使うこともあります。
-C'est quel morceau?
どの曲?
-C'est celui qui est joué en dernier.
最後に演奏された曲のことだよ。
Le pronom neutre 中性代名詞
ceとçaの使い分け
ce は、動詞êtreを使うときに。ça は、それ以外の動詞と一緒に使う。
C'est bien.
これいいね。
ça va
大丈夫。
言わずと知れた無難な例ばかりですが…
最初の例は、動詞がetreなので、ce+est→c'est
次の例は、動詞がallerなので、ça va
(でもわたしはça m'est égalという、慣用句を知っているのです。これは動詞がetreなのに、çaを使っている例。どちらでもいいよ、みたいな意味で、これが特別なのかもしれません。)
ceとceuxの使い分け
関係代名詞の前に置かれる場合に、「~について」というような意味になります。指しているものが単数ならce、複数ならceuxをつかう。
Tu sais ce qui se passé hier?
昨日、何があったか知ってる?
Elle ne dit pas du tout ceux que lui donnent conseils.
彼女は助言をもらったことについて、何も言わない。
一つ目の文章は、昨日あった一つの出来事を指しているので、ce。
ふたつめの文章は、文章の後半…助言をくれた人の動詞(donner)が三人称複数のかたち(donnent)になっているので、 ceuxをつかう。