まずは自分を勉強に慣らす / 本山勝寛著「最強の独学術」を読みました

Amazonで注文して実家宛に送って、親の来仏に合わせて持ってきてもらった本。
いまどきkindle版がないのかよ!とか思ったので、そこだけ難点です。
読んでいると、やっぱり「計画を立て、まいにちコツコツ努力を続ける」ということに限るということ。一言にそういっても、それが難しいもので。わかりやすく書いてあって良い本です。


読んで気になったところを、すごく要約して書いておきます。

正しい目標設定

なにか目標を達成するには、まず自分で目標をつくる。
心から達成したいと思っていることをみつけたうえで、客観的に自分でもできると思う目標を立てる。
「無理だよな」と思っているものは無理で、「頑張ればできるかも」と思えるものが正しい目標、とのこと。

実践しながら計画を修正

達成したいことは、1年以内に期日を設定する。
(1年以上かかる大きな目標でも、中期目標を1年以内に。)
その期日に向かって、やるべきことを考え、実行していく。
年間計画、半年の計画、一か月の計画、などどんどん細かくして、いままさになにをやるべきかわかるようにする。

実践しながら気づいたこと(無理があった、余裕を持たせすぎ など)があれば、どんどん反映させる。フィードバックを繰り返していくことで、より精密な計画になる。

 勉強時間の増やしかた

①いまやっていることを減らして、勉強の時間を増やす。「やらないことリスト」
②スキマ時間を活用する
③徐々に増やして、長時間への耐性をつける

①やらないことリストをつくる。
やっていることを減らさない限り新しい時間は生まれない。一日は24時間しかない。
スマホの利用時間が長いなら、一日の利用時間を決める、勉強中は通知を切るなどのルールを決めて守る。

②スキマ時間専用の勉強メニューを作ることで、スキマ時間を勉強時間に変える。
電車に乗ったら単語帳を開く、という習慣にすることで、移動時間は勉強時間に変わる。
いまはスマホアプリもあるよ!

③まずは勉強時間を増やすこと自体を目標に。
2週間ほどかけて徐々に増やし、長時間勉強することを習慣にする。習慣化すればこっちのもん。
 

今ある習慣と組み合わせる

何事も続けるためには習慣を作ることが大事。勉強も同じ。
何か既にある習慣と併せることで、習慣を作りやすい。
たとえば、「食事の前は必ず勉強する」とか。食事をとる習慣はあるので、抱合せることで、習慣化ができる。

シスターが祈る理由

引用だけになってしまうけれど、シスターが祈るのはなぜか、という項目があり、これが目からうろこだった。
毎日同じ時間に鐘が鳴り、鐘の音が聞こえたら、礼拝堂に集まり、祈るという習慣ができているのです。その習慣がなければ、祈るときもあれば、祈らないときもある、そして徐々に祈らなくなってしまうでしょう。(p60~61)
やるときもあればやらないときもある、そういう状況ではそのうちやらなくなってしまう。

習慣はやる理由を探すことではなく、とにかくやること。つづけること。そのきっかけをうまく日常に組み込むことが大事。

まとまらない 感想

この本を読んだ方ならわかると思うのですが、抜き出しているのは最初のほうだけなのです。後半も面白いと思ったところはありますが、それはまた、そのうち。
やってることをやめて、習慣をつくる、というところですね。いろんな方が同じことを言っていて、でもじゃあなんなんだよ!!と思うけれど、つべこべ言わずにやれ、ということがシンプルに書かれていてよかったです。
ひとつひとつの項目で、著者の本山さんがどう取り組んだのか事細かに書かれていて、読んでいる側も自分に置き換えやすいです。手元においてまた読みます。