読書メモ / メンタリストDaiGo著「人生を思い通りに操る 片づけの心理法則」を読みました

メンタリストDaiGoさんの本は初めて読みました。
片づけられない理由、捨てられない理由などを解説して、やりたいことをやるために不要なノイズをさっぱり捨てることまで。読みやすかった。

なんのために片付けるのか

片づけには当然ながら目的があります。その目的を達成できなければ、時間と労力をかける意味はありません。何のために片づけをするのかといえば、自由な時間を増やし、人生を最大化するためです。

というように、この本では、片付けの目的がはっきりしています。
ミニマリスト的な、極限まで物を減らして、心と向き合う暮らしを目指すのではなく。自由に使える時間を増やすこと、人生の最大化をすることが、この本で目指す片づけの目的です。

物を探す時間・選ぶ時間をなくし、モノの手入れに必要な時間をなくしたり、アウトソーシングしたりする。無駄な時間を削り、無駄な出費を抑える。そのための、片付けです。

理想の暮らしに必要なものだけ、持つ

人は片づけをするときに、「いらないものを探して捨てる」ということをやりがち。しかし本来ならば「いるものだけを残して、あとは捨てる」というやり方が、ベスト。いらないものを探すという行為は、人にとって不自然なもの。
自分にとっているものを探すために、理想の暮らしを想像して、それに必要なものを書き出すという方法が便利。
最初から、いらないモノに目を向けるのはやめましょう。むしろ、片づけを必要なモノに目を向ける練習の機会にするべきです。片づけによって、理想の人生、よりよい未来を選ぶことができるのです。

予定を評価する

物の片づけからさらに踏み込んで、時間の使い方、予定の組み方についても。

予定に対して自己評価を書きこみ、それを積み上げてデータにする。
三段階で評価をして、低評価が続くなら理由を考え、やめたり、対策を考えることで、時間の使い方を精査することができます。
個人的な予定にも、人に会いに行く予定にも。どちらにも使える観点です。
理想は、行くべきところに行き、行くべきでないところには行かないということです。その判断の精度を上げるために、プライベートの行動も評価をして記録を積み重ねることが大事なのです。

 

感想とか

実際の片づけの方法については、他の片付け本と似た部分が多かったです。それを心理学の視点でもって、より納得できるように解説して、解決策を提示するような感じです。
片付けに近道なんてない!と思わされるかのようで、面白かったです。本当はその内容が、一番重要なのかもしれないけれど。

メンタリストDaiGoさん、なんとなく、冷たい人だと思っていました。この本を読んだら、実際冷たいかどうかは結局わからないけれど、ただ、人の心理をよく知って、使いこなすことに長けているだけなのだと、そう思いました。知識量がすごすぎる。その活用も。

わたしも元旦から予定の評価を始めていて、なかなかいい感じです。部屋の片づけもこの本を片手にぼちぼち進めていきます。