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Showing posts from February, 2018

このブログのタイトルを「むかうところてきなし」にした理由

誰から何と言われようと自分が戦いたいフィールドで戦い続けた人だけが勝つ…というのが頭にぼんやり浮かんできた。そんなんちがう邪道だとかなんとか言われたとしてもそれを決めるルールなんてないしな、そうやって戦ってきた人はかっこいいよな、これは一般的になんと呼ぶものなのだろうか、知らんな — 🎷🐕🌿 (@sae_ono) 2018年2月20日 (しかしそうやってかっこよく勝っている方々を見て、自分も勝ちたいと思う反面、そもそも自分は負けているんだろうか、一体誰と戦っているんだろうか、実は世界中どこにも敵なんていないのではないか…などと様々な疑問を浮かばせた末に現在のブログのタイトルを決めたのですがそれを今思い出しました) — 🎷🐕🌿 (@sae_ono) 2018年2月20日 ブログを始めるならタイトルをこれにしよう、とずっと前から決めていました。 「向かうところ敵なし」という言葉の本来の意味は、どこへ向かって行っても勝ってしまうくらい強い、という意味です。なので、わたしが使いたい「向かって行っても実際に戦う敵がいない」という意味は間違いです。 ただ、誰と戦っているのか?と考えてみると、戦っていると思っている相手は、敵ではないのかもしれません。それ以前に、実は、戦ってすらいないのかもしれません。わたしたちが戦っていると思っていることは、実は戦いではないのかもしれないし、勝ち負けなんてないのかもしれません。 そう思うと、わたしが戦っている相手は自分、そう考えられるような気がします。自分は敵であると同時に、一番の見方です。そこで勝てるなら、いつでも独り勝ちだと思うのです。 これが、このブログに「むかうところてきなし」という名前を付けた意図でした。平仮名にしたのはちょうど10文字になるからとかそんな理由で深い意味はありません。自分で考えたくせに忘れてしまうので、覚えているうちに書いておきます。

一週間の振り返り日記 2月12日(月)~2月18日(日)

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先週に引き続き 、振り返り日記をば。 12日(月) 振り返り日記を書いた。 それから、学校に行ったり、郵便局に行ったりした。 13日(火) 学校に行った。テストを受けたりして、そのあと一緒のクラスのかたと、ごはんに。 おいしかった。人と一緒に囲むごはんはおいしい。 夕方はパリ管を聴きに。 バーンスタインの特集的な演奏会で、親しみやすい演奏会。会場は大盛り上がりだった。 パリ管ほどのオケでも、こんなふうに聴きやすい曲を中心にやる聴きやすい演奏会もやるんだなあと思いつつ。演出もすごくおしゃれ。さすがプロの演出家さんだなと思った。 ウエストサイドストーリーの有名なバルコニーシーンを、舞台とバルコニー席で繰り広げる。こちらはバルコニー席から見ていたので、どきどきしてしまう。 14日(水) この頃はクラシックを聴こう、と思っている。 …のだけど、SpotifyのDaily Mixという聴いた音楽をもとに好きそうな音楽をおすすめしてくれるプレイリストに3つ、クラシックのプレイリストができていた。 これ、ひとつはサックス縛りだということはわかるのだけど、あとのふたつはどういう分類で分かれているのかはよくわからなかった。 午後にかけて所用で出かける。そのあと、今度聴きたい演奏会のチケットを買いに。 シャンゼリゼ通りから、エッフェル塔の見える場所まで歩く。いつもながら、観光客の多いところを、観光客をよけながら歩くのは難しい。寒かった。 15日(木) だるくて、一日中憂鬱だった。学校に行ってレッスンを受けたけれど、さほどなにもできずにそのまま帰ってきた。いろいろなことが情けなくて申し訳なくて悔しくて泣いた。 16日(金) 滞在許可証を受け取りに行った。無事受け取れた。よかった。 その後所用で出かける。夜はアンサンブル・アンテルコンタンポランの演奏会に。 このホールに来るのも、このオケを聴くのも初めてだった。 それほど大きくないホールに、現代音楽が目当てで人が集まる。ホール全体がすごい緊張感で満たされる。現代音楽の演奏会の何が好きって、この非日常感ですよ。聴きに行ってよかった。 Saé ONOさん(@biiibibi3jpn)がシェアした投稿 - 2月 17, 2018 at 8...

若い人向け、パリで演奏会のチケットを安く買う方法いろいろ

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突然ですが、パリにかかわらずどこの演奏会もだいたい学割とか若い人向けの割とかありますよね。なのでありがたく割引を使っています。 実際にいろいろチケットを買ってみて、いろいろあるなあ!と思ったので書き残しておこうと思います。わたしがこれを書いている今年度(2017/2018)の情報なので、参考になさる場合は時間の経過等もご留意ください。 もくじ  フィルハーモニードパリ Philharmonie de Paris パリ管弦楽団のページ Orchestre de Paris メゾンドララジオ Maison de la Radio France シャンゼリゼ劇場 Théâtre des Champs Elysées それぞれの見出しのなかで、どれも値段高いほうから安いほうに向かって順番に書いてあります。 1.フィルハーモニードパリ(28歳未満) Tarifs & Abonnements Jeunes -28 ans 当日券(Dernière minute) フィルハーモニードパリでは28歳未満が開演30分前に当日券が 10€~30€ の値段で買えます。値段の幅は、その公演によって変わります。席は選べないのと、どの席になってもこの値段です。 一等席が40€までの値段のときは、10€。 一等席が41€~70€のときは20€、 一等席が71€以上のときは30€。 ただしパリ管弦楽団の演奏会は値段関係なく10€で買えます(後述)。 開演ギリギリでも席が取れることはありますが、売り切れてしまうこともあります。余裕を持って早めにチケット売り場に行くのがおすすめ。 前売券(Place à l’unité ) 28歳未満用に 10€ で用意された前売り券があります。 こちらは席が選べる公演もあります。選べない公演もある。そして席に限りがあるので、行きたいと思ったらすぐチェックしてすぐ買うのがおすすめ。 こんな感じで、やっぱり28歳未満以外の席より売り切れるのが早いのです まとめ買い(Abonnement Jeunes) 1公演 8€ 、最低3公演からまとめ買いできます。フィルハーモニードパリで行われる聴きたい演奏会が複数ある場合はこれがおすすめ。ただし、シーズン外の演奏会は対象外です。 ち...

1週間の振り返り日記 2月5日(月)~11日(日)

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はあちゅうさんがブログで一週間振り返り日記を始めたとのことで、わたしもそっと便乗して、振り返り日記を書こうと思う。 一週間の振り返り日記(2/5~2/11) : はあちゅう 公式ブログ 2月5日(月) 今の家にもともとあったテーブルカバー、うっかり穴をあけてしまったので、新しいものを買うために大きなスーパーまで。 織り目が付くのは嫌だったので、店員さんが四角く畳んでくれたものを、丸く巻き直す。武器を手に入れた子供のように、はしゃぎたい気持ちを抑えながら連れて帰る。 夜はレッスンに。 この頃殆どレッスンらしいレッスンをしてもらえない状態だったので、久しぶりのレッスンらしいレッスン。 やっぱり先生の解釈がとても好きだと思う。先生の解釈や、体から湧き出てくるリズム感を感じると、もっと知りたい、盗みたいと思う。 2月6日(火) 大雪で電車が遅れて授業に遅刻した。けど、私が着いたときには半分くらいしかいなくて、だいたいの人が遅刻。この日は2時間くらい電車が遅れたみたいなので、わたしは全然遅れなかったほうだ。 楽曲分析の小テストみたいなものをやったけれど、ちんぷんかんぷん。 火曜日、早起きが出来たときはお気に入りのパン屋さんでパンを買うようにしているのだけど、この日はなんとなく、いつもと違うパンを買った。 2月7日(水) 取材手帳のnoteを書いた。うまくまとまらないし、話があちらこちらに飛んでしまう。読みやすい文章を書けるようにしたい。 読みっぱなしを卒業したい #自分への取材手帳|オーノサエ|note 夜はお医者さんに行った。 心の問題を抱えていることは隠すことじゃないし、そうなっているのは誰のせいでもないから責任を感じなくていいんですよ、と言われた。 なにをするにも自責の念が離れないのだけど、それをゆっくりはがしていくことが必要なのかもしれない、と思った。 2月8日(木) もらった処方箋を薬局に持って行って抗うつ剤を買う。この日から抗うつ剤を飲み始める。隠すことじゃないからと言われても、特に言うタイミングもないし、ここに書いてみる。 夜は吹奏楽の練習に行った。 クラシック用のマウスピースを忘れて、ジャズ用のマウスピースにクラシック用のリードを付けて吹くという暴挙。もってくることを忘れたこともあるので...

2月11日(日)フランス放送フィルを聴きに

今日はこちらに。エスケシュを取り上げたフェスティバルの最終日でした。オケはフランス放送フィル。 オルガンのコンチェルト、こわかったです。こわい。 これをちゃんと表現する語彙が欲しい。がんばろう pic.twitter.com/dR1JMN46rW — オーノサエ🎷 (@sae_ono) 2018年2月11日 感じたこと思ったことを全部文字で 書き表す自信がまったくないのですが、でもやっぱり書き残しておこうと思います。 エスケシュのコンチェルト、とてもこわかった。 と思うのは、曲そのものの緊迫感に加えて、わたしがオルガンという楽器をあまり知らないからか感じることなのかもしれません。ホール全体が楽器、みたいな大きなものを一人で操る、オーケストラを飲み込んでしまうくらいの音量や、音の分厚さで圧倒させられる。 他の楽器のコンチェルトのように、オーケストラの上にソリスト、という形だけではなく、オルガンの上にオーケストラが乗っているかのような、逆転した個所もあり。 先日 聴いた同じくエスケシュ氏によるオーケストラとオルガンのための曲より、オーケストラとオルガンの対立を感じる曲でした。 オーボエの重音とか微分音とかたまらくかっこよかったんですよね、クラリネットとのやりとりはどこもかしこも素敵だったんですよね、とかいろいろ思ったのですが、でもそれを言葉にして誰かに見えるところに出すことは自分がその部分しか注目できないことを晒すわけで、でも冷めないうちに書いておこう — オーノサエ🎷 (@sae_ono) 2018年2月11日 と思ったのは、ローラン・キュニオLaurent Cuniot氏による、オーボエおオーケストラのための「二重の天使L'ange double」こちらは初演。 ふと思ったのですが(遅い)、オーボエとクラリネットが少し音をずらしながら重ねているのは、どちらも天使の姿だったのかな、、本当に素敵だった。 オーボエの特殊奏法あんまり聴くことがないのだけど、かっこいいなと思いました。サックスは音量が大きいから映える…みたいなことを思っていたけれど、音量は関係ないな、と思いました。どう吹くかだな…。 いますごく思うのは、自分が触れたことない楽器は想像できないということ。 今回、前回もだけれど、弦楽器がとても小...

2月10日(土)アンサンブル・ヴァリアンスを聴きに行きました。

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昨日聴きに行ったのは、アンサンブルヴァリアンスでした。室内楽です。 会場がおそらくポップス向けのスタジオだったのですが、映像残して欲しいなと思うくらい演出もきれいでした。 (どの曲もとてもよくて、演奏についてなにか一言だけ言うのは難しい) 録音はFrance Musiqueで2月21日放送とのこと📻 pic.twitter.com/hrFgd0qnY9 — オーノサエ🎷 (@sae_ono) 2018年2月11日 メゾンドララジオに、アンサンブル・ヴァリアンスを聴きに行きました。 先生がせっかく演奏予定を上げていたので、聴きに行かねばならぬと思って、先生にこっそり内緒でチケットを予約して聴きに行きました。いや、先生に言えよ…って話なんですが。でも先生一曲しか吹かなかったです。挨拶もできなかった。 とてもよかったです。本当によかった。本当によかったのですが、なんか感想言うと自分の浅さが晒されるばかりではずかしいので、さらっと。これを書いているのも恥ずかしい。 チェロのソロを演奏したのはアンシ・カルツネンAnssi Karttunen氏。 ブノワ・メルニエBenoît Mernier氏の三つのプレリュード、すごいな、と思ったのは、旋律のキャラクターを奏法で自然に描き分ける曲であって、その曲の良さを存分に聴かせる演奏だったこと。 チェロっていろんなことができる楽器だな、まだ可能性に満ちているな、そう思わせられる奏者ってすごくかっこよくないですか。 フランソワ=ベルナール・マシュFrançois-Bernard Mâche氏の、フルートとピアノ、電子音のための「ソピアナ」という曲も、初めて聴きました。(いや、この日は初めて聞いた曲ばかりだったのですが) スピーカーから流れるのは鳥の鳴き声で、それをなぞるようにフルートとピアノを演奏する作品。フルートは鳥の鳴き声に近い音だけれど、ピアノはそうでもない。その滅多に音色が混ざらない重ね方が、たとえ特殊奏法を使っても音楽から離れずに音楽に繋ぎとめている。…ように思いました。 電子音楽と生楽器の演奏は、一定のリズムがある録音に生演奏が合わせる、という印象。この曲はリズムがはっきりと見えないので、難しいんだろうな、なんて思いながら。面白かったです。 現代曲を聴くときは静寂を大事にしながら...

2月9日(金)エスケシュ×ジョナサン・ストックハンマー&フランス放送フィル

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こちらの演奏会を聴きに。  La Barque solaire - Vendredi 09 Février 2018 - 20h00 Maison de la radio - Auditorium de Radio France ラジオフランスでは毎年2月に、現在進行形で活躍する作曲家を特集するフェスティバルが行われているとのこと。その今年の作曲家が、ティエリー・エスケシュ氏なのだそうです。 ティエリー・エスケシュ氏は作曲家でありオルガン奏者。彼の作品は室内楽からオーケストラまで、さまざまな分野に及びます。この日は同じく作曲家でありオルガン奏者であったメシアンの作品を一緒に楽しめるプログラムです。 演奏はフランス放送フィルで、指揮はジョナサン・ストックハンマー氏。 ティエリー・エスケシュ:オーケストラのための詩編 ジャン=フレデリク・ヌーブルジェ:ピアノ協奏曲。 ティエリー・エスケシュ:オルガンとオーケストラのための太陽の船 オリヴィエ・メシアン:クロノクロミー オーケストラのための詩編、出だしのフルートからとても幻想的でした。 現代曲のひとつの聴きどころとして、コントラストがあると思うのですが、この曲は精神的な対比が面白いと思いました。 精神的な対比は、静かな場面から唐突に激しい場面に切り替わることによって描かれたり、無調性感の中から突然現れる調性感によって作られたり。そういう対比によって、かんたんに感情を操られそうでした。静かな場所から突き落すような、救われない場所から救われる場所に連れて行くような。音楽が持つ宗教的な効果を余すことなく使った感じ、すごいです。 ヌーブルジェ氏のピアノ協奏曲、作曲者自身の独奏によって演奏されました。 出だしから何が起こっているんだ!と思わされるやつです。弦のハーモニクスとビブラフォンの弓奏法(?)で、キーン…という音をだしているのですが、それが、聴いていてとてもつめたい。こういう、体の感覚に直接作用する音を、あえて楽器で出して音楽に組み込む…とでもいうような、色々な効果がちりばめられた曲でした。 ビブラフォンの使い方がすごくて、ピアノとビブラフォンの合わせ方も、とてもかっこよかったです…。 休憩明けの「太陽の船」、こちらも作曲者のエスケシュ氏自身がオルガンを演奏。 最初...

2月8日(木)越冬について

突然ですが冬の次に春が来るということはにわか信じがたい事実ではありませんか。単に自分が「辛い冬を超えた先に花が咲く美しい季節が訪れる」という解釈を否定したいだけかもしれません。そう思ってやっと自分は冬が好きだという事実を受け入れ始めたのでした。冬は好き — オーノサエ🎷 (@sae_ono) 2018年2月8日 「春を待つ」という感覚はいろいろな人が持っているのだろうけれど、雪が踏み固められた道を滑らないように気を付けながら歩かなければならない現時点では特に、先に春があるという感覚が皆無です。これが今このときを感じる正常な感覚なのかもしれないし、わたしが時間を把握する感覚を狂わせているだけなのかもしれません。 寒いとそれだけでなにもしたくありません。布団から出たくもなしい、家から出たくもない。シャワーを浴びるために服を脱ぐのも億劫だし、食器を洗うための水を触るのもためらいます。 でもじゃあ冬が嫌いなのかというとそうでもなくて、寒い日は先輩から頂いたお気に入りの緑色の手袋を付けて出かけられるし、あまりに寒い日は中学生のころから着ているダッフルコートを堂々と着られるし、シチューをつくる喜びとか、あといまわたしの身近な場所にはないのが残念だけれどストーブを囲む感じとか、豚汁を食べる感じとか、けっこう好きなことがあるものなのですよね。 冬はそんなぬくもりをぬくもりとして感じるための静寂や冷たさが用意されている大切な季節だと思うのです。こうやってぬくもりを楽しむ感覚は、考えてみれば過去の積み重ねで、何か特殊な思い出エフェクトがかかって日常に重みを与えているだけなのかもしれないけれど、だとしたら今このときを感じているなんていうのは嘘っぱちなのかもしれません。思い出に浸っているだけですね。一人で。 曲解すれば「辛く厳しい冬を超えた先の美しい季節を演出するための辛く厳しい冬」とも取れる「春を待つ」感覚はわからないでもないけれど、わたしにとっては完全に同意するほどのものでもないと思うのでした。 豪雪地帯の冬はそれは厳しいのだろうけれど、わたしのように雪のあまり降らない地域にいながら暖房の効く家に住んでユニクロのダウンやヒートテックみたいな暖かい服のある時代に生きているのだから、辛く厳しいと表現するほどのものにも感じないのですよね。 未来に来るべき待ち遠...

2月5日(月)日記

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日記 朝からずっとスマホを触るのをやめられない。 確実にわたしのことを認知していないだろうとある大物サックス奏者の方が、わたしの悩みを聞いてくださる夢を見た。わたしの事情を何故かほとんど知っていて、その上でわたしの話すことを丁寧に切り取って、サクッと折り返す。 彼の問いはわたしの盲点を突いていて、まるで誘導尋問のようにトントン拍子で解決の糸口が生まれてゆく。悩んでいたことなんて何もなかったんじゃないかと思わされた。 ベッドから起き上がってメールを確認して返す頃には昼過ぎになってしまう、返す内容に悩むだけじゃなくて言葉遣いとか、くだらないことを悩んだりしているうちに、時間ばかりが過ぎていく恐ろしさね。その間に何度、関係のないウェブページを開いたでしょうか。おそろしい。 即返信を心がけようと思っていても無理だ、なんでなんだよ。フランスに住んでいる人はどこの国籍でも即返信できる人が多い。わたしもそうなりたい。考えて考えて、考えた末に、大したことのない文章を送ったりして。早く返せばよかったのにね。 レッスン、先生の解釈を聞くのが楽しい。先生の解釈を聞いて、もっと曲を深く知りたいと思う。楽譜の音符が息を吹き返すリズム感、コントラスト、体から湧き出てくるそういうものがいつも熱く、いきいきとしている。あわよくばそれを、自分の中に持ちたい。 今日はうれしいことがたくさんあった。ひとつとかじゃない、たくさんあった。ひとつひとつ手帳に書き留めている。心がほんのりあたたかい。 こうやってうれしい、わくわくした気持ちを持つと憂鬱に転落するのが怖くなる、スキップして崖から真っ逆さまに落ちるような感覚ありませんか、ないですか、そうですか。 うれしい気持ちもそっと切り取っておきたい。上がり下がりの激しい毎日だな。 iPhoneの使用時間を記録くれるアプリを入れた。初めはこのアプリの使い方がわからなかったので記録できなかったけれど、使い方がわかったら恐ろしい時間使っていることがわかった。これはひどい。おやすみなさい。

2月4日(日)日記

ほぼ一日中寝ていた。 朝遅く起きて無性に焼き菓子が食べたくなりスーパーに買いに行った。そのあと信じられないくらい昼寝した。夕方IKEAに行ったが探し物は見つからず大した収穫もなかった。行き帰りの路線バスにタイミングよく乗れたことは良かった。 憂鬱で憂鬱で仕方がない。かと思えば別に憂鬱ではない時間もそれなりにあるし、楽しんでいることを楽しんでいるし。気分の上がり下がりは激しいけれど、それはそれでそういうもんなんだろうと思う。 何もやりたくないし、まともなブログを書く気も起きないし、配信もやる気が起きない。練習をする気も起きないし、音楽を聴く気も起きない。そんな時になんとなくiPhoneを触ってなんとなく時間だけが過ぎていく。 こんなんじゃダメだって毎日思っていて、こんなんじゃダメだって思わなくていいんだよ、と誰かが言ってくれるからどんどんダメになる、その繰り返しだ。ダメだ。またダメだって思ってしまった。別にダメだって思わなくていいよって言って欲しいわけじゃないです。 かっこよくなりたかった。どんなところにでも戦いに出かけられる強い人になりたかった。自分がそういう人だと思っていたのにどうやらそうではないらしいと知ったのは最近のことだ。どこで間違えてしまったんだ、と思うことばかりだなぁ。