わたしはどうしてやたらめったら演奏会に行くのか

やたらめったら演奏会に行くようになってしばらく経ちます。 今年の1月から、毎週水曜はパリ管弦楽団の演奏会に行こうと決めて、2月からはラジオフランスでも気になる演奏会があることを知って、シャンゼリゼ劇場にも行くようになり、春にはオペラも一人で行けるようになり…当日券買えなくて泣くなく買えることも増えました…。 手帳にチケットを貼っているのですが、チケットの厚みで手帳がかなり膨らみました。 一人で行って、一人でインスタなりツイッターなりに上げて。それを見た人から「なんでそんなことしてるの?」と言われることが増えた…ような気がします。それ以外の目新しい露出がないがためにそのことを聞かれるだけかもしれないですけど。 いつもバラバラなことを答えている気がするので、改まって、ちょっと理由を書いて見ようと思います。 今しかない 若い人は安いから今聞くしかない。 今は10€とか30€とかで聞ける演奏会 も、あと数年すると70€とか100€とか払わないと聴けなくなりますし。生きていれば歳をとりますから。 安いうちに聴けるものを聴いておきたい貧乏根性…です…。 わたしは一生フランスに居るわけではない わたしはそのうち日本に帰国するつもりなので、フランスのオーケストラや演奏家の音を機会って、無限にあるわけではないのです。そう思うと、少しでも気になる演奏は耳に入れておきたくありませんか。 自分の耳で聴く 人に勧めるときに、「わたしはこれが好きだから、おすすめしたい」と、はっきり言えるようになりたいです。だから、わたしは自分で自分の耳と価値観を育てたいです。 実際パリでも「もう聴きに行くもんか!!!」って思ったオケもあるし、「このオケはちょっと足りないところもあるけど面白いところが多いから好き」っていうオケもあります。誰に言われようと わたしはわたしの耳で聞いたものが全てです。 詳しくないジャンルを「自分事」にする サックス奏者ってサックスの曲ばっかり聴いてません?っていうのが嫌で。サックスの人だって実は、近現代以外の曲に詳しい人多いんですよ。でもわたしはそうじゃなかった。ロマン派も古典派も全然聴いてない、知らない、という状態を変えたかったです。 詳しくない音楽と自分を結び付けるなにかが欲しかったです。「あれはあの指揮者...