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Showing posts from September, 2017

スムーズに連絡を取るための3つの心掛け(+お願い)

昔から連絡を取るのが苦手です。 重要な連絡ほど、止めてしまいがちです。 帰国した時には、会おうと連絡していたのに、連絡をし損ねた人が何人もいました。 自分の中で最近で一番堪えたのが、初対面で、初めて会う約束を取り付けてくださった方からの連絡でした。予定していた日の前日、やむを得ない日程変更の打診の連絡をくださっていたのに、直ぐ返事ができず、迷惑をかけてしまいました。 連絡が取れるかどうかは信用や信頼にかかわると何度も言われてきて、本当にその重みを実感しています。 今日は改めて、スムーズに連絡を取ることが苦手なわたしが、どうすれば得意になれるのか、考えていきます。 あわよくば、連絡をくださる方への、おねがいごと。 わたしに連絡をくださるとき、まず、単刀直入に言ってほしいです。 そして、尋ねたいことを疑問形で書いてほしいです。 そうすると、答えやすいです。つまり、返事がしやすいです。 そしてあわよくば、尋ねる疑問文は、はい・いいえで答えられるもの、にしてほしいです。 「こういう案件があるのですが、どう思いますか?」より「予定あいてますか?可能ですか?」が、よいです。 話の内容がはっきり見えないとき、どんな質問をすればいいのかわからず、手が止まることが多いです。 「単刀直入に言ってもらう」「尋ねたいことを疑問形で書く」の二つを心掛けていただくと、答えやすいです。 予めわたしに伝えておきたいこと、尋ねておきたいことを書いていただくと、こちらもわからないことを質問しやすくなります。 始めにお願いになってしまい、お恥ずかしい限りですが、よろしくお願いいたします。 まずなにを聞かれているのか、はっきりさせる。 そしてよくよく考えれば、このお願いを、自分自身も気を付ければいいというだけだと気づきました。 まず、尋ねられていることをはっきりさせる。 自分から送るなら、伝えたいことをはっきりさせる。 そのあと、その内容を考えて、書く。 疑問があれば、質問する。補足があれば、伝える。 これだけなんですね。がんばろう。 丁寧すぎる文章を、やめる。 わたしが大学に入りたての頃は、とことん丁寧な文章を書かなければならなりませんでした。そう思っていました。 わたしがこだわって書いた文面を、後輩がお手本...

結局のところ、自分が幸せかどうかが大事。香山リカ「比べずにはいられない症候群」を読みました。

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香山リカさんの「比べずにはいられない症候群」を読みました。 日常で出会うさまざまな場面について、香山さん自身の体験や、臨床の現場での例を用いながら。他人を過度にうやらまずに過ごすための、ちょっとした視点の変え方が載っています。 なぜ比べあいをしてしまうのか? 比べあいは誰でもしてしまうもので、案外単純な法則性があります。 ① 常に自分より恵まれている人、幸せな人と比べる ② 自分も恵まているかも、幸せかも、ということは目に入らない ③ 相手は「幸せに見える」というだけで、本当は違うかもしれないなどとは考えられなくなる ④ 自分がいまの生活に満足していても、「あの人のほうが上」という相手が見つかるとすぐに比べあいをしてしまう (No.127-131) 誰かと比べて自分が幸せか? 世間的に見て自分が幸せか? ということを、必要以上に気にしてしまうことが、主な原因。 比べること自体には、あまり意味がないことがわかります。 誰かを超えてもまたまた上の人がいて、比べることに振り回されて、疲れるばかり。何が幸せかという基準はひとそれぞれ。時代によって、国によって、違いがある。人もそれぞれ違うので、自分がどうしたいか、どう幸せになるかは、それぞれ自分が決めていい。 比べた相手が幸せかどうかは別で、そもそも、自分が持っているものも良いものだったりする。自分の頭で考えて、自分の在りかたを決めていきたいものです。 自信がない、もまた長所。 本当は「自信がない=欠点」というのはおかしなことです。自分に自信が持てない人は、その分、他人にやさしくできたり弱い人に共感する力を持てたりするはず。ゆっくり慎重に進むことで、誰もが先を急ぐ世の中の調整役にもなります。 (No.1570-1572) しかし、いまの社会が「さあ、あなたも自信を持ちなさい」とせまってくるわけですから、自信のない人はなんとか対策を打たなければなりません。そういう人は、まず「どうして自分に自信がないか」とノートなどに書き出してみてはどうでしょう。 「貯金がないから」「スタイルがいまひとつだから」「英語が話せないから」「婚活がうまくいかないから」「家族と仲よくできないから」「家の掃除ができないから」など具体的にいくつかの理由が見えてくると思いますが、その多くは「ひ...

勧められた本を読むことについて

わたしの留学前、渡仏直前に、小説をプレゼントしてくれた友達がいる。 彼女はこの夏の一時帰国のときも、去年プレゼントしてくれた本の続きをその場で買ってプレゼントしてくれた。 飛行機で時間をつぶせるように、とのことで、その場で読みたい気持ちを抑えて、機内で読ませていただいた。楽しかった。 本を贈られることはうれしい。 買って贈ってくれるほどオススメなものは、だいたい面白い。 しかも、そういう本は自分では選ばない本だ。 新しい扉を開けるようで、ワクワクする。 別の友達にも、ブックオフでオススメの小説を教えてもらいながら、何冊か選んだ。かなり真剣に、本棚の前で本をピックアップしてくれた。 名前を知っているけれど読んでない本、というようなタイトルが並んだ。 わたしがひねくれ者だというばかり、あえて読まずにいた本ばかりだ。やっぱり有名な本は面白いんだな、と思った。 すごい勧められても全然読む気も起きないこともあるけれど、逆にこうやってあっさり受け入れられることもある。やっぱり、勧めてくれる人を信頼しているとか、感性やら感覚やらが似てるとか、そういうものがその違いなのかもしれない。 あとは、気分。

やみくもに悲観するのではなく、努力を続ける。工夫をする。はあちゅう著「半径5メートルの野望」を読みました

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はあちゅうさん、Twitterをフォローしてみたり、 読み放題でもちょっと読んだり していたので、気になっていた人です。たまたまkindle版がセールになってたので、さっと買って読みました。 こうやって、誰かの考えを事細かに書いてある本は、面白いです。考え方をすこし、覗き見しているみたいで。 はあちゅうさんが野望をかなえるために、得たこと、くじけたときに立ち直る工夫などが書かれています。 はあちゅうさんがこの本を絶賛している人のツイートをたくさんReTweetしているけれど、絶賛する人が多いのも納得です。いろいろなことが書いてあるけれど、特に心に留まった部分を。 感情は着火剤 行動を分解すると、「感情」と「作業」の二つから成り立っています。「これをやろう」という一握りの前向きな感情と、特に才能のいらない単純な作業が、「行動」の正体です。(No.454) だから、着火剤になる「感情」だけ長持ちさせることができれば、行動力のある自分に生まれ変わるのは簡単です。そして、その感情をコントロールできる自分になりましょう。(No.458) 自分の感情で行動をさせる。だから、「勇気」「やる気」みたいな直接的なものでなくてもいい。「これいいなあ」「あれいいなあ」という気持ちで、自分に火をくべて、行動にする。そして、何かするのに必要な行動は、案外単純なものばかりだということ。 行きたい場所があったら行けばいいし、 欲しいものがあれば買ったり、作ったりすればいいし、 知りたいことは調べればいいし、 悩んだら相談すればいい。 それだけのこと。 やりたい!と思った感情と、行動をつなぎ合わせてあげればよい。 期待値が高いのに、努力しない。 結局、私は、たまに思いついたように行動して、夢に向かって頑張っている気分になっているだけの、自己満足屋だったのです。人生を絶対に変えてやるという気概もなく、血のにじむような努力もしていなければ、人と違う道を行く勇気もない。そのくせ、たまに頑張ったことの見返りがないだけで、悲劇のヒロインぶっていました。「そうだよね、夢ってなかなか叶わないよね」と自分を甘やかしてさえいれば、努力しない自分からは、目をそらしていられます。 「待っていれば、いつか何かドラマチックなことが私の人生に起こるはず」「誰かが私を引...

9月23日「Concert Piano & Saxo Delphine Armand Christian Wirth」

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9月23日は、リラダンL'isle-Adameの教会で行われた、クリスチャンヴィルトゥChristian Wirthさんの演奏会へ。 パリの北駅からH線で1時間ほどの場所です。小さなきれいな街でした。ここのところ写真を撮ろうと思っているのに、着いたころには真っ暗で撮れなかった。 全曲編曲もののプログラムでした。とてもよかった… 編曲ものにありがちな、音域的に無理をしていると思わせられることが、全くない。 フラジオを力強く鳴らすことも、繊細に扱うこともできて、どちらも使い分けられるというのが本当にすごい。 ギャップの講習会での個人レッスンで、リズムの取り方について特にアドバイスを受けたので、そういうことも、意識しながら聴いて(ジロジロ見て?)しまった。体からリズムが生まれているんですよね。 ピアノは、デルフィンアルマンDelphine Armandさん。私の通う音楽院で伴奏ピアニストをされていて、今回は彼女から聴きにおいでと声を掛けていただいたのでした。殆どサックスが原曲の伴奏しか聴いたことがなくて、それがかっこよくて、憧れなのです。でも、今回そうじゃない曲を聴いて、とてもきれいだった…。 現代がかっこよく弾ける人は古典も強い…と最近思っていたけれど、それが自分のなかでどんどん決定的なものになっていきます。わたしもがんばります。   会場で友達とばったり会いました。基本ひとりぼっちで演奏会に出向くので、こうやってばったり会うのが楽しい。演奏会の内容を話しているときも、無難な感想しか言えなかったのですが、やっぱり文章にしようとしても同じでした。きちんと言語化していきたい。

お金、払うの?払われるの?という問題。

ちょっと前に、こんなツイートをした。そのことについて書こうと思う。ちょっと長いのですが、もしよろしければ、お付き合いください。 お金を払って演奏する機会を、演奏してお金をもらう機会だと勝手に勘違いして喜んで引き受けた話、時間が経っても思い出して泣くほどのトラウマなのですが、なぜそんなことを唐突に思い出しているかというと、今度はノーギャラのつもりだった話が、お金を払って演奏する話だったことが判明したからです — Saé ONO (@biiibibi3jpn) 2017年9月18日 プラスか、ゼロか、マイナスか、というのは、結構大きいと思っていて、だって演奏は、自分の技術とか、楽器という資産とかを、外に持ち出すことじゃないですか、それがお金をもらう仕事になるのか、お客さんとして支払う側になるのかというのは、もう、真逆なんですよ。 — Saé ONO (@biiibibi3jpn) 2017年9月18日 ことのあらまし(今年の件) わたしがフランスで音楽院の学生をやっている、現在の話。 「学生でやっている吹奏楽の本番があって、バリトンサックス奏者を探してる。お金は払われないけど、もしやりたければ…」 と、ある先生から連絡をいただいた。断る理由もないし、紹介してもらうことにした。 詳細を聞くうちに、参加費が必要らしいということがわかった。 という一件があった。今年の9月。ノーギャラだと思っていたら、参加費を払わなければいけなかったという例。 で、わたしは以前にも、似たような勘違いをしている。(そういえば偶然にも9月だったなあ。) ことのあらまし(2年前の別件) わたしが日本で音楽大学に通っていて、大学4年生だったときの話。 「バンドまだ活動していますか?もし可能であれば、出演していただきたいイベントがあるのだけど」 と、高校でお世話になっていた先輩から連絡をいただいた。(そう、高校時代はギター部だったんですよ。)バンドはやっていないけれど音楽は続けているので是非、というような返事をして、主催者の方に紹介してもらうことにした。 ほどなくして、主催者の方からメールが来た。送っていただいた詳細には、日付と、演奏時間(転換込み○○分、○曲指定)、出演料○○円と、場所が書いてあった。その場所は屋外で、私もよく行く場所...

飛行機の中で観た映画のメモ。「The Boss Baby」「三月のライオン」ほか

映画をなかなか観に行かない人です。嫌いなのではなく、映画館に観に行かないというだけです。この夏、せっかく飛行機に乗ったので、興味が出た映画は全部観ることにしました。 別に誰に特になるわけでもないけれど、せっかく観たものを忘れてしまう前に書いておきます。雑な説明と、雑な感想。 「The Boss Baby」 主人公のもとにすごくかしこい赤ちゃんがやってきて、主人公はその赤ちゃんがすごく嫌い。でも赤ちゃんのために、力を合わせて頑張る話。家族。愛。 冒頭で、「子供はだいたい妄想の中で生きている」というような主人公のセリフがあるのだけど(うろ覚え)、アニメなので、その妄想の描き方に夢があって好きだ。 アニメはいいよ。妄想を具現化できるのだから。最高だ。 こういう、嫌いだった人がちょっとずつ好きになっていく作品、よくあるけど、観ているこっちも主人公と同じ気持ちになっているから不思議だ。どういう仕組みなんだろう、 「相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」 前もウイルスがでてきてこれがばらまかれるとやばぞ!ってやつ、あったよな?と思ったけど、相棒って似た話が多いのか、私が別のドラマと勘違いしているのか。 米沢さんが電車のトリックを暴くところが好きだった。 「本能寺ホテル」 本能寺ホテルというホテルに泊まることになってしまった女の子の話。ホテルのエレベーターが本能寺の変の前日と繋がっていて、そっちとこっちを行ったり来たりする。 主演の綾瀬はるかさんがかわいいのでみててたのしかったのだけど、ちょっと天然すぎる設定じゃないかと不安になった。 彼女が現代のモノをそこにおいて行っても、燃えてなくなってしまうのだから確かめようもない。…と思ったら、ちょっと夢があると思った。 「君と100回目の恋」 死んでしまう運命を変えたい恋人ががんばる話。大学生。バンド。 恋愛ものは苦手なのだけど、時間飛び越える系のお話が好きなのでたのしかった。時間操る系はどこかで、おかしくなっていくよね、時間は不思議だ 音楽やってるシーンを見ると、この作品に限らず「そんなのありえねー!」みたいなシーンもちらほらある。そういうのを「こういうのもあり」という視点で見るようにすると、余計な突込みをしなくて楽。世の中、わた...

思ったこと、語学が少し上達しただけの状態でも、まだ捨てたもんじゃないよな

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(夏は帰っていたので、丸々一年ではないけれど)もうすぐフランスに来て1年経ちます。自分の、成長の少ないフランス語について、今思っていることを。 ことばの準備が足りない1年目は、しんどい 日本では大学でフランス語の授業を受けたり、外部で習いに行ったりはしていました。しかし、その甲斐も空しく、フランスへ来てもほぼ全く喋れない状態でした。語学学校のクラス分けでは、まったく勉強していない人たちと同じクラスになりました。 現地に来て日常で使っていけば覚えられるよ、なんとかなるよ、と励ましてくださる方もいらっしゃります。でもやっぱり、現地に入ってすぐに喋れたほうがいいに決まっています。語学学校ではわからない同士助け合えることもあるけれど、音楽院ではそうはいかないのです…。取りこぼす情報も多く、周りに気を遣わせてしまいます。 良かったことは悪口を言われていても傷つかなくて済むくらいです。悪く言われてることは分かっても、内容が十分に理解できないし、わかっていてもわからないふりでごまかせるのです。 (悪口にはいろんな種類があるけれど、褒め言葉はいつだって似たようなものなので、聞き逃すことはないのです) 若干の成長しか見られない2年目の気づき、0から1は大きい で、1年たってちょっとはよくなったか。語学学校は3か月で終わってしまい、勉強はサボりまくりで、成長なんて微々たるものです。でも、わからない言い回しや単語がたくさんあるなりに、わかる部分も増えてきたんですよね。 その、少しでもわかると、わからない部分を穴埋めしていく作業になる。一語一句調べて読んでいく作業と、穴埋め作業では、なかなか大きな違いなのです。 ああこれが、わからなくても読み切れ!ということの意味なんだなと。いやみんなそんなこと、とうの昔に知っていたのかもしれないけれど、私は知らなかったです。知らなかった…… 全くわからないところから、わかるところに傾き始めているんですね。周りの人と比べてダメな自分、努力足りてない自分を、ただひたすら全然ダメだ、と思っていました。でも、捨てたもんじゃないなあ。語学にかかわらず、先に進むと知らないことが増えて自己嫌悪になることもあるけれど、めげずに続けよう……。 それだけです。おわり

当たり前なんだけど、毎日トイレ掃除をすると芳香剤とか使わなくてもにおわないんだよね

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生きていると体調が良かったり悪かったり、気分が良かったり悪かったり、いろいろなことがあります。でも、そういうものなんですよね。365日24時間元気いっぱいで過すことはできないんです。当たり前なんですけど。 こういうことの難しいところは、理屈で考えるのはできても、体感としてわかりにくいところです。そういう私も、ここ3日くらい絶好調ではないのですが、まあそういうもんだと割り切れています。少しだけ成長しました。 そういう感じで、好調ではないときには、掃除をすると気が紛れるのでいいです。物理的にもすっきりします。今日はトイレ掃除の話しかしません。あまりおもしろいことは書かないです。 見た目と匂いは別 半年前くらい、週に3回くらいしかトイレ掃除をしなかったときは、芳香スプレーを使っていました。その頃も見た目は別に汚くなかったのです。でも匂いはしていて、なんでかなあと思っていました。 最近毎日トイレ掃除をしています。そうすると、芳香スプレーを使わなくても全然大丈夫なんです。不思議ですね。 案外自分の目ってあてにならないものです。ずっと使っていると、汚れたことに気が付くことはできるけど、元の状態は思い出せないものなんです。わたしはそうです。 たまった汚れを落とすのは大変です。だから一日一回というか、使うたびにちょっと掃除したり、そういうのが楽な気がします。 重曹スプレーを使う 掃除の方法は、すごく前にこの記事を読んだこの記事を、無意識に参考にしていました。スプレーで濡らして、ペーパーで拭くというだけ。 ■節約手間なし、ピカピカ朝1分のトイレ掃除 [時短生活] All About https://allabout.co.jp/gm/gc/61672/2/ この記事ではスプレーの中は水ですが、わたしは重曹水にしています。深い理由はないです。 水と重曹の量をざっくりはかってよくまぜて、スプレーにして使います。わたしが使っているのは100円ショップの霧吹きヘッドで、ペットボトルにつけて使う霧吹きです。これじゃないけど、こういうものです。 わざわざ霧吹きヘッドを使っていることも、特に深い意味はないです。(ボトルごと買うより、買ってからの持ち運びがしやすそうだったというだけです。) ただ、霧吹きを使うこと自体には、のち...

完璧が美しいのかといえばそうとも限らないでしょ。 「ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲」を読んだよ

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日本で小説をたくさん買ってきたので、kindle unlimitedを解除しようと思っていました。なのに、解除するのを忘れて、既に今月の期限を過ぎていました。あーあ! そういうわけなので、今月もまだまだ、読み放題の本を読んでいきます。好みの本に偏りがちなので、普段読まない本も読んでいきたいです。 昨日読んだ「ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲」という本。 言わずと知れた高須クリニックの高須克弥さん、漫画家の西原理恵子さんの共著です。 西原さんの「ダーリンは70歳」という漫画への、高須さんのアンサー本。しかし、そんなことも知らずに、全部西原さんの漫画なんだと勝手に思っていました。違いました。本文は全部高須さんで、合間合間に西原さんの漫画が挟まっています。 共感できない部分もありました。でも、すごく共感したのは、容姿の美しさについて書かれた部分です。 茶碗を見立てる時には 「いやあ 、このひびの入り方が何とも言えず 、いいですなあ 」って表現をみんなするくせにね 。女性に対しては 、モノみたいに完璧を求めたがるのは 、なぜなのか 。僕はそれが不思議でしょうがないんです 。(No.514) 美貌や若さを求めるけれど、その美しさは相対的なもの。流行や文化によって違い、画一的なものはない。日本では昔から、評価の仕方もバリエーションに富んでいたのだ。部分的にだけど。 女性の容姿に対しても、それ以外のいろいろなことも、いろんな価値観があっていいはずなんですよね。 音楽をみるといいです。 何か一つのアーティストを盲目的に愛している人は、それがすべてだと思っています。でも世界を見るとほかのアーティストのほうが好きな人もたくさんいる。それだけ。 クラシックひとつをとっても、古典派が好きな人も、ロマン派が好きな人も、印象派が好きな人も、現代音楽が好きな人も、何もかも好きな人もいるんです。バロックが好きな人も、グレゴリオ聖歌が好きな人もいる。そういうものですよね。 いまでこそいろいろなものが認められ始めていると思うのです。でもまだまだ、ふとしたときに、ひとつのいいものを求めがちです。たしかに圧倒的に美しいものは存在する。でも、いろいろな評価基準があっていいはずなんですよね。

レッスンや授業の記録をつけていくので、それについての自分なりのポリシーを書いておく(9/16 追記)

新学期になり、レッスンが始まりました。 今年度は、授業の内容もここにまとめて書いていきたいと思います。   というのも、かなり前に見かけたこのツイートが、頭のどこかに引っかかっていました。 大学生のついったらさんには日常ポスト以外にも、大学で専門的に勉強してることを我々素人にも分かりやすくかみくだいて教えてくれるポストとかして欲しい。そういうのめっちゃ読みたい — ひらめきメモ (@shh7) 2011年9月17日 わたしはもう大学生ではないけれど、自分の勉強していることを誰かも見られる場所に書きたいと、ずっと思っていたのです。(いまがんばって検索して見つけ出した…!すっきり!) 素人でも分かるようにかみくだく、まではいけないかもしれないけれど、わたしもわかりやすく書いてみたい。 あと、松下洋さんがブログにレッスンの記録を書かれているので、それを見て私も書いてみようかな~と思ったのもちょっと大きいです。 ・・・・ 自分の授業の内容を書いていくことは、特殊というか、まあちょっと変な話なので、 あらかじめここに、ポリシーのようなものを書いておきます。 どうでもいいことかもしれませんが、よろしければお付き合いください。  授業の内容を書いていく目的 ・自分のための記録をつける ・どんなことを勉強しているのか、見えるようにする ・近いレベルで学んでいる人との情報共有 ・なにかの参考に   夏会った何人かの方に、「この一年、どんな曲を勉強してたの?」と聞かれて、即答できなかったこともなんだかなさけなかったです。なので、曲名にタグをつけて一覧にしたら、自分でも後から見やすいとか。 以前も内容はノートに書いたりメモやevernoteにまとめたりもしていたのですが、書き起こしたものがあちらこちらに散らばっていたので、ここでひとまとめに記録することにします。 個人レッスンは自分のできないことを指摘される場でもあるので、個人レッスンの内容を書いていくことは自分のできないことをばらすことそのものです。が、現在はどこかに所属して活動しているわけではないので、へたくそがばれるデメリットは恥ずかしいことくらいです。 わかりやすく言葉に直していくことのメリットのほうが大きいかな、と思っています。 ...

フランス・滞在許可証初回申請時のレセピセでの再入国について調べたことなど

この夏は日本に帰国していました。しかし、実は滞在許可証の発行が、今回の帰国に間に合いませんでした。 本来ならば一度出国して再入国する際には滞在許可証とパスポートの提示が必要です。 今回わたしは、レセピセ(récépissé・申請時の控え)とパスポートで出国しましたが、結果からして、問題なく入国できました。 しかしながら、どうして入国できたのか理由はわかりません。わたしが問題ないと思っているだけで問題大有りかもしれないですし、時期や担当の人によって違うという可能性もあると思います。これを見たどなたかがどんな行動をとられても、わたしは責任を負えません。あしからず。 ・・・・ ただ、さすがに一か八かで出入国するのは怖かったので、わたしも多少調べました。(結局、何の手続きもしていないのですが)調べたことについて、ここにまとめて書いておきます。 繰り返しますが、わたしはレセピセのみで入国できたため、以下の手続きを実際にやっていません。参考になることはあまりないと思います。また、この情報は2017年夏現在調べた情報なので、実際の手続きをされる方は、最新情報を当たってください。 フランスの公式のFAQ フランスを出国したあとはどのように再入国するのか?という質問と答えです。 ■ https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/F12189 再入国のためには、有効な書類を提示する必要がある、とのこと。 その人の持っている書類によって、再入国ビザ(visa de retour)が不必要なケース、必要なケースが載っていますが、 わたしの場合「滞在許可証初回申請時のレセピセ」なので、再入国ビザが必要なケースです。 「滞在許可証初回申請時のレセピセ」の人が該当する部分だけ、要約するとこうです。 ・一度フランスの国境を超えると自由に入国できない。(既に滞在許可証のカードを持っている=二回目以降の更新の場合は可) ・再入国する為には、再入国ビザを、その国のフランス大使館で予約を取り、申請する必要がある。 ・特別な場合には、フランス出国前に住んでいる県の県庁で許可をもらうことができる。ただし発給されるかどうかは知事の裁量に委ねられている。 Visa de retourの必要書類 在日...

9月1日は「音楽現在進行形」に行きました。

ちょっと前のことですが、9月1日は中川文化小劇場で行われた「音楽現在進行形」という演奏会へ。作曲家の中安一秀さんが主催する、名古屋近辺で活躍している作曲家の作品に生で触れられるイベントです。 夏といったら、フェス! ということで企画しました、「ナゴヤ作曲フェス」9月1日(金)~2日(土)開催します!詳しくはチラシ画像にて‥ 9月2日(土)2日目は名古屋の現代音楽集団、「クラコ座」の公演が13:30~同じ場所であります! pic.twitter.com/gc4Axpp19j — 中安一秀 (@po20302) 2017年8月16日 諸々の事情で1部と2部しか聞けていないので、自分にとって主にもともと知っている人の曲を聴いたりしていた感じです。新しい出会いというような趣旨には乗り切れていないのですが、とても楽しかった。 今日はその感想などを書いていきます。 第一部、中安さんと、邦楽ユニットFUTABAさんの企画では、演奏に反応する映像を使ったり、視覚でも楽しめる音楽を。 中安さんの新曲「門-GATE-」は、今回の会場である中川文化小劇場の近くにある荒子観音寺での取材を重ねながら作曲されたそうで、歌詞、映像、曲それぞれが新作です。ただ、ホールの反響が合わず歌も邦楽器も混ざらなかったのが残念で、いいバランスでまた聴きたいです。 グロスベックギャレットGarrett GROSBECKさんの新曲「Then,」がすてきでした。尺八、箏、チェロのトリオで、それぞれの音が主張しながらうまく溶け合っていて、わくわくしました。 コンサート終わりました!ご来場頂いた方ありがとうございました。今回は、僕の作曲の教え子に、作曲の師匠と県芸時代からお世話になってる先生方、学生時代からの友人、職場の同僚の先生と本当に色々な方と関わらせてもらったコンサートで、こんなメンバーはもうないかも。ありがとうございました! pic.twitter.com/RLwW3kACQL — 石川泰昭 (@ya_ishikawa) 2017年9月1日 第二部は、大学時代に授業でお世話になっていた、石川泰昭先生の音楽から。 すごい青色だった。空気に音で青色塗ったみたいな時間だった、夢みたいだった、 先生の音楽を聴くのが久しぶりだったのですが、それを抜きにしてもどことな...

AndroidにmicroSDを入れる

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去年からフランス国内で買ったAndroid端末を使っています。今は、日本で使っていたiPhoneとAndroidの二台を気まぐれに使い分けています。 ただこのAndroidの容量がほぼ2GBしかないという驚きの小ささなのです。(容量を小さくすることで値段を下げ手を付けやすくしてあるのかなあ) アプリを詰めすぎたためアップデートもできない状態になり、そろそろどうにかしたかったので、microSDを買ってきて取り付けることにしました。 公式のFAQはこちら。 https://support.google.com/android/answer/6088895?hl=ja 買ったSDカードはこれ。理由は特になく、安かったのでこれにしました。容量もあまり大きすぎても使わないので、16GBを。16GBでも本体メモリ(2GB)の8倍近くあるので足りるでしょう… その昔ガラケーを使っていたときは、入れてすぐ使っていたような気がしているけれど(気のせいかもしれない)、Androidの場合は、ちょっと設定が必要です。ちゃんと設定をすれば、内部メモリとして使えるようになります。 公式のFAQに書いてある通りで全く難しいものでもないけれど、設定の手順を。 わたしのAndroidはすべてフランス語なので、フランス語のスクリーンショットをおたのしみください。 1.電源を切ってmicroSDを入れる。 2.電源をつけると設定の画面が現れる。 確認のページ。外部メモリとして使うか、内部メモリとして使うか。 わたしは内部メモリとして使いたいので、下のほうを選択。 3.フォーマット このmicroSDに入っているものを全部消すことになるけれど、フォーマットをしますか?という確認。 フォーマットをしています 4.移動させますか?  データを今すぐ移動できますがどうします?みたいな確認。移動させている間は使用できません。 (どっちを選択したか忘れたけれど、このあと手動でアプリを移動させました。) これで完了。   設定を開いて、メモリのページを開くと、ちゃんとメモリに設定されていることが確認できます。 いっぱいいっぱいだったアプリもmicroSDのほうに移動させて、本体の容量に余...

Habiticaを始めて15日目、いいと思った部分を書いていくよ

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こんにちは。 日本からフランスへまた戻ってきました。 荷造りに手間取ったり、長時間の飛行機で体力を消費したり、時差ボケになったり、家族を連れて旅行へ行ったりしているうちに、ブログは全然更新できていませんでしたね。 Habiticaのリストには書いてあるのでずっと覚えてはいるのですが、一度すっかり止まってしまうと動き出すのが難しいものです。気張らずにまたこつこつ書いていきます。 そういうわけで(?) 29日から使い始めた Habiticaのおかげで、リストを見る習慣がすっかり定着しました。できるときも、できないときも。 いままでiPhoneのToDoリストやアラーム、Evernoteのリマインダーなど、いろいろ使っていましたが、途中でそういったツールをを使うこと自体が面倒になっていました。 リストアップしたことをこなしているかどうかはともかく、リストを見ることは難なく続いています。Habiticaすごい。 今日は、Habiticaを15日間使ってみて思うことを書いていきます。 Habiticaとは Habiticaは、日常のタスクをこなして成長していくRPGゲームです。 リストアップしたことをこなしていくと、じぶんのアバターが成長していきます。 https://habitica.com/   家族といっしょにやっているのですが、 チェックしたものがゲージにたまっていくのがわかりやすい ので、まさにこういうのがあったらよかったよね!という意見です。 いいところ①タスクの種類によって使い分けができる タスクリストは、習慣・日課・ToDoリストの三つに分かれています。 こう分けてあるのが使いやすいのです。 他のものだと(私が使っていた当初は) 毎日やっていることのリストを、いちいち新しく作らなければならず、面倒でした。 手書きの手帳やカレンダーに書くときも面倒でした。 Habiticaなら、毎日忘れずにやりたいことを「日課」に指定しておけば、翌日開いたときにやってないものを教えてくれるように設定もできます。 で、やらないときは翌日ダメージになってかえってきます。体力のゲージがどんどん減っていきます。 「習慣」は、やらない日があったり、複数回やる日があったりしてもいいものを指定しておくところで、複数...

「即興演奏の練習は音楽の仕組みを体に落とし込んで感覚で演奏できるようにすることなのでは」という仮想

「即興演奏の練習は音楽の仕組みを体に落とし込んで感覚で演奏できるようにすることなのでは」という仮想 わたしは即興演奏が得意ではないので、あくまで仮想です。 この記事から何か得ることを期待して読むとがっかりすること間違いなしです。ひとりごとです。 この場合の即興演奏は、主にジャズのアドリブソロを指します。 (しかし、たぶん他のもの、クラシックのカデンツァとか現代音楽の即興とかでも通じるものがあるような気がします。) ・・・・ たとえば、わたしが、どんなジャンルの曲であれなにか 暗譜で演奏するとき、 何を考えているのかというと ・一緒に演奏している人の出している音 ・お客さんと、場の空気 ・表現 の、三つです。 曲のだいたいのことは、いうなれば既にインストールされていることなので、 難しい奏法だとか、あの音はなんだっけ?この次の展開はどうなるんだっけ…とか、 そういった具体的な(初歩的な?)ことは考えなくとも、 体が覚えています 。 ちゃんと暗譜できていれば、 その場で起きていることに対処する余裕もあり、 割と安心して演奏できるわけです。 (それより、いまこの場の空気を曲の空気に変える、みたいなことを考えていることも多いのですが、抽象的すぎるので今回は保留します) ・・・・ で、即興演奏をするとき、 ジャズのアドリブソロをとるときは、 曲を覚えて再現する部分が、クラシックの曲を演奏するときより少ないです。 (もちろん、曲の仕組みを理解している、覚えている、というのはわかるのですが) 演奏中に考えているのは、「この次は何の音を弾こうかな?」とかではないことは、確かだと思うのです。 考えていることは、直接弾いている音のことより、もう少し先に行っている。 音を選ぶ方法はもう覚えている状態で、 「手グセで弾く」みたいな言葉で言われるように、 手グセの語彙を増やすことが、語彙を増やすことなのだと。 だから、コピーして再現したりすることは、曲の再現の練習ではなく、手グセを盗む練習だと。 スケール練習の発展系みたいなものをやるのも、決して楽器の技能のためだけではないのだと。 と思って、「即興演奏の練習は音楽の仕組みを体に落とし込んで感覚...