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Showing posts from October, 2017

10月27~28日、Twitterに投稿した動画のまとめ

Acapellaというアプリで多重録音をはじめました。 https://www.mixcord.co/partners/acapella.html 動画を撮れて、録音できて、アップロードまで、スマホひとつでできちゃうの本当にすごい。 (とはいっても、Twitterにアップするのはパソコンを使っているんですよね、あわよくばもうひと手間省きたい。) 本当は春先に聞き取りをしたカルテットの楽譜を自分で再現したくて、このアプリをダウンロードしたのですが、肝心の楽譜が見当たらず…。せっかくだから何か録音したくて、手元にある楽譜をなんでもを引っ張り出して、録音していました。 無料では最大1分しか録音できません。でも、ほんの1分の録音でも自分の満足のいくクオリティで録音するのって、とても難しいのです。なにせ、このアプリでは切り貼りの編集ができないので、一か所でも間違えたらそのパートは撮り直しです。 やり直しの効かない感じが、習字みたいでおもしろいです。習字も、どこかで妥協しなければ提出できないし、いいものを書きたければ、基礎を見直さなければいけないわけで。   公の場に自分の演奏を載せていくのは、下手がばれるし、著作権の問題もあるし、あまりやらないほうがいいのかもしれないのですが、今のところ拡散力も皆無なので何も言われることはないだろうと。誰かに言われたらやめます。 後々見たときに成長が感じられたらおもしろいだろうな、と思うので、これからも続けます。そういうからには成長したいです。現にぐちゃぐちゃな音程を何とかしたいと思っているし、試行錯誤です。何事も試行錯誤で前に進んでいくものです。  そういう感じなので、今後もちょっとずつやっていきます。 おわり。以下セルフまとめです。  これはみいつけた!さんでぃという、みいつけた!の日曜日のオープニング曲で、 音痴 pic.twitter.com/JGLuQMobmu — SaeONO (@biiibibi3jpn) 2017年10月27日 これはDreams come trueの、何度でも。 これ自分が大学1年生のときに本番でドリカムメドレーの真ん中に挟んだやつなのですが、音域飛びまくったりかぶりまくったりしてるしすごく吹きにくいので苦笑いし...

悩み事を人に相談すると、解決したような気分になってしまう、でもそうじゃないんだよ本当は

別に誰かへのお説教じゃなくて9割私信で、のこりの1割だけわたしの友人へ。 ああどうしよう、ああ、どうしよう…どうしよう… って思っているときって、結構あるんですけど、悩んでいる事柄を書きだして、見えるようにしていくと、案外大したことなかったりしませんか。一つ一つ分解していけば、解決できるかもしれないし。モノの見方を変えたら、乗り越えられることもある。 思っていることをはっきりさせて、自分ですっきりさせれば、案外大丈夫。 感情に流されないことは難しいけれど、流れをせき止めない限り永遠に流されていくものです。 悩みを相談して解決した気分になるときは、相談をきいてくれる人に話すことで、ごちゃごちゃに絡まった事柄をまとめたりできる、ということだとおもいます。 もちろん、本当に解決するためのアイデアをもらえることもあります。けれど、それは自分の中で絡まった事柄をほどいた、その先の話なのです。 わたしに相談を投げかけてくださる方が、たまにいらっしゃるのですが、そこで解決するのは、わたしのおかげでもなんでもないんですよ。相談しているとみせかけて、自分で解決しているだけなんです。あなたつよいよ、本当に。

やる気対策に、アプリの活用をば

やらない日が続くほど体力もなくなるし、だからやっぱりやる気とか関係ないんですよね。(という過去の記事は ここ ) でももう、やる気がないというか、もう楽器を持つと泣くほど悲しくなるという、わたしは子供かいと思うような状況だったんですけど、やる気とかやる気じゃないとか言葉遊びをしていないでとにかくやれる状況を作れそうだったので、その話。   昨日(2017年10月23日)からこれをやっていて、また後日やってみて工夫した点とかを書きたいと思います。   日課管理ゲームアプリと、勉強時間管理アプリ。 https://habitica.com/ Habiticaはこのブログで何度か書いているのですが、日課をチェックすることで自分のアバター(キャラクター)が成長していくゲームです。ゲームと言っているけれどその実態はTo doリストです。 わたしが、朝、布団から出られないときって、大抵嫌な夢を見たときなんです。 だから、起きたら即夢を日記にメモして、Habiticaを開いて夢の日記を書くという項目に、チェックをする。そのまま、Habiticaを見ながら朝のルーティンワークをする。 朝のルーティンには、朝ご飯とか、着替えるとか、瞑想とかライダウンとかが入っていて、何も考えなくてもそれをこなせば、順調に一日が始められる仕組み。 ここに、昨日からストレッチを加えています。 「頭でごちゃごちゃ考えずに、とにかく体を動かす」 ができるように、意識してみました。 Habiticaは経験値がたまっていくのが楽しいし、日課をやらないとダメージを受けて死ぬので、それを避けたい。成長したい+死にたくない、というのがモチベーションになっています。 勉強時間管理アプリStudyplus https://studyplus.jp/ Studyplusを昨日から使い始めました。勉強時間を記録して、共有するSNSです。これ、胡散臭そうだと思って無視していたんですけど、使ってみたら案外おもしろいのです。 Studyplus (スタディプラス)は学習する人が集まる総合プラットフォームです。あなたも Studyplus を使って学習内容を可視化しませんか? …とのことなのですが、わたしは友達がいないので、単純に記録のために使っています。...

思考停止とノスタルジー

昔から、友達が聞いていた曲、勧められた曲を聴いて好きになることが多かった。自分で探して聴いて夢中になるほど好きになる曲は少なくて、そんなところも個性がないから自分はだめなんだ、とか思ったり、個性的であろうとする手段として音楽の趣味があったし、何かを好きであるということは自分の個性だと思っていたから、個性がない自分が嫌だったけど、個性がないのは今でもそうだけど、それは何を個性と思うかなのでまた別問題なんですけどね。 だから好きな曲があっても、それを勧めてくれた人、一緒に聴いていた人、そのときの匂い、天気とか、そういうものを思い出して。新しいものを探さなくても、勉強をしなくても、自分の心地よいところを探ろうと思えばどんどん出てくるし、そういうノスタルジーに浸ってしまって、何も手につかない。 思い出って頑張らなくてもそれだけでおいしい陳列されたお菓子みたいなもので、多少ならともかく大量に食べていれば確実に胃もたれする。 今日は本当に、思い出というバーチャルなお菓子と、実物のお菓子を摂りすぎて、今日を何年も続けたら確実にすぐ死ぬって体が言っているような気がする。バランスよく食べて適度に運動する、というのは知識や思考においても同じことが言えるはずだ。 ちょっと前に初音ミク10周年で盛り上がってのも、そうなっちゃうのが嫌で見なかった。わたしがそういうヲタク文化にどっぷりはまったのはほんの数年のことで、ニワカだし黙っておこう、みたいな気持ちもあった。 そのくせに、ふと思い立ってニコニコ動画にログインして、わたしがボーカロイド(以下ボカロ)を聴いていたころの、当時のボカロの音楽を聴いている。カラフルな文字の弾幕が流れたり、タグでどんどん飛んで行ける、この感じが懐かしい。コメント職人さんはとうの昔に流れていなくなってしまった。誰かが一緒に見てる、一緒に盛り上げてる、って感じが楽しかったんだな、と初めて分かった。 それがだいたい10年前だった。中学生だったし、当時ボカロやアニソンが好きだったし、ロックが好きだったし、カラオケが好きで、カラオケに行って選曲で推定年齢を出してくれる機能があったけれど13歳が歌っているのに23歳と出たりした。それが今ではその年齢になってしまったのに、その年代の曲は歌わなくなってしまった。23歳になれば何歳の曲を歌うようになるかなんて考えた...

トイレの個室にブラシ常備、の国。

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小学生の頃、「学校のトイレが汚いので気をつけて使おう」ということを先生がみんなに言っていました。 その頃は、男子トイレの小便器に大便が放置されていたり、そういう珍事件があったからこそ、先生が言っていたのです。 それは意図的で特殊な例ですが、どう頑張ったって汚れることもあるじゃないですか。気をつけたところで本当に汚さないかどうかなんて、予想できないですから。 水を流してもなお汚れたままの便器を放置して個室から出る勇気、なかなかのものです。それで「汚れたから掃除道具を取りに行こうとしている人を冷やかしてはいけない」みたいなことをまた先生が言ったり。 公共施設でもお店でも「このトイレは皆様の協力により清潔に保たれています」「綺麗にお使いいただきありがとうございます」みたいなの多いですよね。 でも、協力しても感謝してもトイレは汚れるんですよ。 さて、フランスに来て感動したのは、大抵トイレの個室にブラシが設置してあるということです。 学校でも。 わたしの学校のトイレなんですが、学校はだいたいどこでもこんな感じです。 自分が汚したことがバレるのは恥ずかしいし、こうやって手軽に掃除できるようにしておくと、気持ちが楽です。掃除の担当の人も楽ですよね。 汚れることが前提になっている場所なので、最終的にきれいにもどればいいのです。 こういう発想、日本でもぜひ取り入れてほしいです。 これはPhilharmonie de Parisのトイレ。おしゃれに設置することも可能なのです

10月19日はパリ管弦楽団を聴きに。

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パリ管弦楽団を聴きに行きました。なんておいしいプログラム。とてもよかった。 pic.twitter.com/Uyd34ga4Uc — Sae ONO (@biiibibi3jpn) 2017年10月19日 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 シュミット:組曲「サロメの悲劇」 プロコフィエフ:組曲「ロメオとジュリエット」Op.64TER ラヴェル:ボレロ …というプログラムだったので、急きょ授業をさぼって聴きに行くことにしました。 大学生の頃ここに一度来た以来のパリ管です。留学し始めてからは初めて。二年目なのに! 不勉強なのでサックスのソリストさんがどなたかわからなかったです。あわよくば書いておいてほしい情報。 後半、ロメオとジュリエットからボレロへ、余韻すら待たずに曲が切り替わっていったのですが、それがもう、たまらなくすてきでした。 曲中でも咳をしている人が多かったのですが、ロメオとジュリエットが終わるころには誰も咳なんてできなかったし、ボレロのスネアが聞こえ始めた瞬間からスネアの音しか聞こえなかった。 すごい。こういうの、大好きなんですよ。音を発しない人も音楽を作っているかのような、空間や時間が。

「べき」がしんどい

こうあるべき、こうするべき、って言い方って疲れませんか。溢れる義務感。極端な場合は、当てはまらない自分を否定するような気持ちにもなります。たかが言葉されど言葉。もう少し物腰柔らかな言い方でもいいと思うんですけど、どうなんでしょう。 べき、という言い方を使うとき、助言と注意の二つの使い方がある、と思っています。 助言のほうの場合、その人が自分の経験を共有しようと思って、発せられたものです。だからその人の場合であって、必ずしも全員に適応されることでもないです。 注意の場合、危ないとか、死ぬかもしれないとか、単によくないとか、そういうものは「べき」が適していると思います。でも、命にかかわることでないかぎり、その二つの境界線はすごく曖昧です。 助言はすばらしいです、どんどん共有してほしいです。参考になります。でも、あるべき論を盛大に振りかざして、危機感を煽るのもよくない、ともと思います。そういう危機感で擦り減っていくのは、べきを使う人、言われる人、両方だと思います。 みんなもっと後悔してもいいと思います。失敗してもいいと思います。バカみたいな失敗が怖くて恥ずかしいから、あるべき論に縛られるくらいなら、あるべき姿なんて知らなくていいとすら思います。多様性ってそうやってじわじわ広がるものだと思うのです。「どこかに正しい姿があって、それが素晴らしい」みたいなの、これからどんどんなくなっていくはず。 かといって「○○すべき」という言い方をこの世から取り除くことも、たぶん無理です。だいたい、べき、べき、という人の助言は有益なことが多いのです。だから、自分の受け取りかたを変えるのが手っ取り早いのです。 誰かからべき論を受け取ったときに、それが助言なのか注意なのか、選り分けていく。注意は肝に銘じて、助言は言葉を置き換えてみる。そうすることで、自己否定から、自分を守れるような気がします。些細なことですが、言葉の積み重ねは、なかなか侮れません。

生み出せる考え方。外山滋比古「こうやって、考える。」

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友達と一緒に本屋さんに行ったときに、平積みされている本の中から、いい加減に選んで買った本です。 …といってもあてずっぽうに選んだわけではありません。積まれている中から減りが激しいものとか、良い表紙だとか、そういう基準です。さらに中身は読まないで買うというマイルールを適用して、選びました。 この本はすべて、外山滋比古さんが過去に出版した本の中からの引用です。カテゴリ分けをされてはいるものの、 ぜんぶとぎれとぎれになっています。一通り読んでからは、ぱらぱらめくりながら、気まぐれに読んでいます。 わたしも、Twitterで流れてくる名言みたいなものが割と好きなほうです。 かとといって、名言うんざり *1 という気持ちにもなっていて、そろそろ名言を好む人を卒業したいのですが。  この本、まず、簡潔に書くことの良さについて書かれてたまえがきが秀逸だと思うのです。どこを読んでもムダがない。 南極に行っている夫に新妻が新年、 正月の電報を打った。 「アナタ」 その簡潔な電文に、何とも言えない感銘を受けた人が多かった。短いからこそ心打たれるのである。(p4)  メモをとること、体を動かすこと、寝起きの頭を活用すること、…など、どこかで聞いたことのある言葉が多いけれど、かならずしもそういうものばかりではないです。こういう、心の置き所みたいなことについて書いた言葉も、ちょこちょこあります。 強い影響のあるものからは距離を置く  よく、なになにから影響を受けたということを告白している本がある。それは湾曲にそのまねをして、セカンド・バイオリンをひいているということに他ならない。自分の考えが生まれなくなるほどに感銘を受けるということは不幸なことである。アイディアがほしかったら、決定的支配力を持つようなものに接しないのが知恵かもしれない。『アイディアのレッスン』(p.076)  すごい演奏を聞いたりすると、「もう自分は音楽やらなくていいや」って言う人がいるけれど、影響力を受けすぎてしまうとそうやって離れて行ってしまうもの。    音楽を本当に好きな人ほど、そうやって遠のいて行ってしまうのは、強い影響力を前にして謙虚になってしまうからだと思う。すごい人を見てあからさまに嫉妬したりするのも、強い影響のあるものから距離を取るため...

紙の本と電子書籍、CDとデータ配信、それぞれいいところ。

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電子書籍が現れた頃から、自分は紙の本しか買わないだろうと思っていたし、音楽を配信で買えるようになっても、自分はCDしか買わないだろうと思っていました。 でも、いまはわたしも、割とデジタルコンテンツに対して肯定的です。それはガラケーからスマホに変えたために身近になった、という理由ももちろんあります。 今のところこう使い分けている、というのを書いてみようと思います。 本 電子書籍を選ぶとき(Kindle) 日本の外にいて日本の本が読みたいときは基本的に電子書籍。送料がかからないから。 新書は電子書籍。気になった部分にマーカーを引くと、後からそこに飛ぶことができるので、便利。 紙の本を選ぶとき 小説や詩集は紙がいい。改行にこだわっている文章は、できれば紙で読みたい。 雑誌や写真集。写真に重きが置かれているものは、画面ではなく紙で見たいと思う。 本は、海外に出てしまってから一気にKindleが身近になりました。紙じゃなくていいじゃん、と。 パリにはジュンク堂書店があるのですが、送料も含めた値段で販売されているため、定価と同じとはいきません。わたしが欲しいのは中身の作品や情報であって、本という形ではないのです。そう思うと送料が高く感じます。 あと、kindleは「ノート」という機能が、とても便利…! ノートをつかえば、マーカーを引いた場所を一覧で表示できるのです。 クラウドリーダーのノートでは、kindle unlimitedの読み放題で読んだ本も、同じように一覧で見ることができます。期限が過ぎた後でも。 https://read.amazon.co.jp/notebook 詩集はぜったいに紙がいいです。間隔や改行がきれいな詩集が好きです。もう1年以上詩集には触れていませんが… わたしも小説もそれに近い理由で、どちらかといえば紙がいいです。かといって詩集ほどのこだわりはありません。 ノルウェイの森の上巻だけ父親からもらって読んで、下巻を読むためにパリジュンク堂で買いました。続きは電子書籍でもいいから早く読みたいと思って探したら出てこないし、その時初めて、村上春樹さんが紙の本しか出していないということを知りました。そのくらい続きが気にならないと、送料分の値段が上乗せされた本を買えない、貧乏性です。 ...

Les possessif / フランス語・所有

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引き続き、フランス語の勉強の続きです。 Determinant possessif et pronom possessif C'est mon couteau. これはわたしの包丁です。 C'est le mien. これはわたしの。 C'est ta botteile. これはきみのボトルです。 C'est la tienne. これはわたしの C'est mon échaote. これはわたしのエシャロットです。 C'est la mienne. これはわたしの。 これわたしの、という言い方。どちらも、お互いに言い換えられます。 mienは、指しているものが、男性系か女性系か、単数か複数か、によって、定冠詞 と語尾が変化します。 最後の例はエシャロットが女性名詞であるのに、monを使っています。なぜかというと、母音で始まっている単語だからです。monやtonをつかっている言葉だとしても、男性名詞だとは限らないのです。 マップをつくりました。逆にごちゃごちゃして見えるけど。 書いてある言葉の出典元は、ここ。   https://www.francaisfacile.com/exercices/exercice-francais-2/exercice-francais-4218.php Le déterminant possessif ou l'article défini 体に関する言葉の前、もう誰のを指しているのか言わなくてもわかるような場合は、定冠詞をつけます。 J'ai les cheveaux noir. 私は黒髪です。   Je me lave les mains 手を洗います。

仮想プリンターを使って、複数の画像をひとつのPDFにする方法。WindowsPCの場合

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図書館で借りてきた本をEvernote Scannnableで撮影して 、並び替えるのが面倒だからという理由で一旦画像で保存して一か月ほど経ちました。もうPDFにすることすら面倒だったのですが、でもせっかく読みたかった本だし、絶版だし、このまま200枚超の画像がiPhoneの中で容量を圧迫し続けるのもなんとかしなければと思い、重い腰を上げて作業です。 超絶便利な新アイテムとか出てこないので、全然目新しい情報ではないです。どうかご了承ください。 処分したい紙の楽譜とか、枚数が少ないものは、わたしはいつもこの方法で画像からPDFにしています。 必要なもの まとめたい画像  パソコン:わたしはwindows7ですが、たぶんWindowsなら一緒です。他のOSは使ったことがないのでわかりません。 仮想プリンターからPDFに変換するソフト: こういうものがあると、なんでもかんでも楽にPDFに変換することができて、便利です。わたしは長らくCubePDFというソフトを使っていますが、ほかにもいろいろあるみたいです。 手順 1.順番に並べる 画像を、順番に並べ替えます。 一枚一枚ページ数を確認して、名前をページ数にしていくと、名前の順番にきれいに並んでくれます。 日がくれそうでした。この作業だけで2時間弱かかりました。 2.変換する ぜんぶ並んだところで、仮想プリンターソフトの出番です。 といってもこれを全部選択して、印刷するだけです。 プリンターがCubePDFになっています。これで大丈夫。 縦向きの文章が横になっていたり、向きがおかしいときは、 オプションからプリンターのプロパティを選べば、変えることができます。 3.完成! あとは印刷ボタンを押して、仮想プリンターに従ってPDFに変換するだけです。 無事完成です。ありがとうございました。 取り込んだものをきれいに並べてPDFにするソフトって、探せばいろいろありそうなのですが、わたしは新しいソフトを入れるのも面倒なので、こういう感じでやっています。 仮想プリンターのソフトがあれば、ウェブページとかメールとかを、PDFで保存したいときに便利です。そもそも、こういうソフトを入れなくてもだいたいPDFにできる気もするんですけ...

アンテナを張って、新しいものに挑戦する。堀江貴文著「なんでお店が儲からないのかを僕が解決する」を読みました

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堀江貴文さんの「なんでお店が儲からないのかを僕が解決する」を読みました。 多動力を以前読んだので、同じことの繰り返しだと思う部分が殆どです。ですが、この本は、堀江さんが良い食体験を求めているからこそ、美味しいものが好きだからこそ、お店をどんどん良くあってほしいという願いや想いが込められています。なので、おもしろいです。 飲食店についての話ですか、他の仕事でも自分の立場に置き換えて考えられる部分も多い、ような気がします。 食べ歩きで学ぶ 経験を得て、なにか閃いたら、次は作ってみる 。その技術は、コツコツ修業してきた腕の見せどころじゃないか。材料や技術の面でわからないことが出てきても、インタ ーネットで検索すれば解決策やヒントが見つかるはずだ。クックパッド、 YouTubeはもちろんのこと、 FacebookやTwitterの投稿がきっとヒントをくれる(やはり、そこで無料ですぐに得られる情報のために10年以上皿を洗うのはどう考えてもバカバカしい)。 お客さんにまた来たいと思ってもらうためには、同じ味を守るお店より、個性的なメニューや、新しいメニューが食べられるお店であるほうがいい。 そういったものをを作るには、自分で食べ歩いて、そこから閃きを得ればいい、とのこと。そして、閃いたものを自分の店のメニューにするために、培った技術がある。わからないことは、調べればいい。 寿司屋の修行不要論を唱える堀江さんらしい主張です。創意工夫するためには自分から積極的に学んでいく必要があるし、変なプライドも捨てなければいけない。 しかし、こういうことができない時代には、長い年月を掛けた修行が必要とされたのでしょう。それができる時代だからこそ。アンテナを張ってインプットして、アウトプットするというやり方も、ありなんですね。 「高くても買ってもらえるもの」を考える 「安い値段で料理を出して、お客さんによろこんでもらいたい」と言うけれど、誰かが犠牲になってまで安い料理を出すのは不健全じゃないか?そうでなくても「安さで勝負」はどこかに必ずしわ寄せが来る考え方で、とてもリスキーだ。(中略)高くても買ってもらえる、食べてもらえるものを考えるのが先決だろう。(No.282~) 低賃金、長時間で働きたい人なんていない。だったら給料を上げるべきだけど、給料を...

デクリュックのソナタの解析

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UES2017 でのシリルレーンCyrille Lehnさんの講座を、部分的に掻い摘んでまとめたものです。問題がありましたら消します。 とても興味深い講座だったのですが、わたしの理解力が乏しいため、この記事の内容の正確さを保証できません。ごめんなさい。間違いを見つけたらまた直します。 デクリュックDecruckのソナタは、印象派的な音の使い方が特徴。 調性に頼ることをやめた、ドビュッシーがこころみている音楽に近い。 アジアの音楽やジャズのように、あたらしいスケールを使うことを試みている。 一楽章 ミ・ファ♯・ソ♯・シ・ド♯のメジャーペンタトニックスケール ド♯・ミ・ファ♯・ソ♯・シのマイナーペンタトニックスケール どちらも使っている音は同じ。メジャーペンタトニックはメジャーコード、マイナーペンタトニックはマイナーコードに対応させることができる。 ③からの独奏パートに、メジャーペンタトニックが用いられている。 ⑤からは、ドミナントの和音が連続的に鳴らされている。これは、ラヴェルやドビュッシーも使っている方法のひとつ。 二楽章 二楽章は、こどものための歌。でも、楽しい歌ではなく、部屋の中で静かに歌う曲。 ドレミファソラシドの長音階をミから始めた音階、ミファソラシドレミにすると、フリジアン旋法になる。   二楽章の冒頭の旋律は、フリジアンで書かれている。 ⑬から始まるフレーズも、伴奏・旋律ともにペンタトニックスケールが用いられている。 ラヴェルのピアノ協奏曲の一楽章にも、これと似た形でペンタトニックが用いられている。 この動画で、2:18の位置から。 三楽章 三楽章のfeliuseのように、糸巻のモチーフとして三連符を用いることは、他の曲でも見られるにもある。たとえば、フォーレの「ペレアスとメリザンド」の糸をつむぐ女(feliuse)。糸車を回す動きを、三連符で表現している。 四楽章 ドビュッシーの海のように、クレッシェンド、デクレッシェンドに加えて、 音程の移り変わりからも、何かが近づいてくるような雰囲気がもたらされている。 ネガティブな印象から、気持ちや情景の移ろいを感じる。 引用した楽譜の出典元 Fernande De...

「無意識を鍛えること=練習」という定義でも、もう、いいのかも

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文藝春秋SPECIAL2017年秋号を読んでいます。雑誌です。全部理解することはたぶんできないので、だいぶななめ読みで読んでいます。難しい…。   作家の橘玲さんと、脳科学者の池谷裕二さんの対談に、ひっかかるところがあったので、抜き出したいです。本文とほとんど関係のない意味で。 無意識の鍛え方は反復にあり 記憶、知能、判断や決断など、脳が行っていることの大半は無意識から来ているもの。なので、その無意識を鍛えることが、自分の能力を鍛えることになる。しかし、意識的に無意識にアクセスすることはできないのに、どうやって無意識を鍛えるのか?という話の流れから、池谷さんはこう言っています。 スポーツ選手や音楽家、将棋や囲碁の棋士が日夜、行っていることが参考になると思います。彼らは、ひたすら同じ課題の反復練習をして、体に覚えさせている。いちいち「意識」が考え、その場に合った答えを出すのではなく、ある特定の環境のなかに入ったら、条件反射的に「無意識」が考え、最善、最良の行動ができるように鍛錬しているわけです。彼らの優れた「直感」は、その鍛錬から出てくるものです。 (池谷 No.925~) 以前わたしは 「即興演奏の練習は音楽の仕組みを体に落とし込んで感覚で演奏できるようにすることなのでは」という仮想 という記事をこのブログに書きました。この一説を読む限り、あながち間違いではないのかもしれません。 音楽の場合、曲ではなく、どうやるかを、無意識へ。 囲碁や将棋の棋士が、音楽家やスポーツ選手と同じ括りになっているのは、音楽を練習することが、何かの曲を弾けるようにすること、楽器の操作を得意にすること…だけ、ではないことを、決定づけているような気がします。 勝負の世界での練習は、何かを再現することではなく、無意識で最良の行動をするための練習です。   最近、ジャズで使う旋法の練習などを、投げ出さずに取り組んでいます。 クラシックでも、初見をもっと強くならなきゃね、と先生に言われたりして。 以前から持っていた「暗譜して自分を曲に慣らす」というスタイルをどんどん壊さなきゃいけないと思っています。   でも、曲に慣れるんじゃないならなんなんだ?と思うけれど、それもやっぱり慣れなんですよね。それをどう慣らすのか、という部分が違...

マインドマップの書き方とか。「ふだん使いのマインドマップ」を読みました

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マインドマップ、以前からわたしも見よう見まねで書いていました。ブレインストーミングみたいだな〜くらいの感覚で。自己流でやっているのもどうなのかと思い、そろそろ正しい使い方を知りたくて、本を読みました。 読んだのは矢島美由紀さんの「ふだん使いのマインドマップ」「実践!ふだん使いのマインドマップ」の2冊。いろいろな人が日常でどのように活用しているか、その具体例が見られます。おもしろいです。 マインドマップのルール マインドマップは、 無地で、書き心地のよい紙やノートを、横置きで使う。 "セントラルイメージ"を書く 色を使う 曲線を描いた枝を広げる 枝の上に単語を乗せる 構造化を意識する "TEFCAS" という、7つのルールで書きます。 1…用紙にこだわるというのは、自由に書けない制約を取り除くこと。 2…枝を伸ばす根っこ、紙の中心には"セントラルイメージ"という、マインドマップのテーマにすることを描く。抽象的でもよい。イラストではなく、イメージ。 3…単色で書くのではなく、色とりどりに。カラフルに書くことで、書くこと自体が楽しくなるという効果があります。 4…伸ばす枝は、直線ではなく曲線で。自由に伸ばすのがよいとのこと。 Y 5…枝に乗せる言葉は、単語。文章は乗せない。動詞でも副詞でも、なんでもよい。 6…言葉の分類などを意識して、構造を作りながら枝分けをすること。 (著者の矢島さんは、構造化を意識しすぎて書けなくなってしまうよりは、気にせずどんどん書いて行ったほうがいい、とも書いています。) 7…"TEFCAS"とは…? 7番目のルール「TEFCAS」は、「Trial(試行)」「Event(実行)」「Feedback(フィードバック)」「Check(チェック)」「Adjust(調整 」「Succèss(成功)」の頭文字をとったものです。これは、マインドマップを描く時の心づもりと言いますか、わたしは、トニー・ブザン氏から投げかけられた「人生の指針」だと捉えています 。(「ふだん使いのマインドマップ」No.1775) …まず書いてみて、やってみて、見返して調整して…その繰り返しだということ、とにかく書いてみましょう、と...

学校のバカンスの日程を、iCal形式でカレンダーへ。フランス

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覚書、という程度の話なので、さらっと。 バカンスの日程のiCal形式のカレンダーは、フランス政府のオープンデータのウェブサイトに、おいてあります。ここです。 https://www.data.gouv.fr/fr/datasets/le-calendrier-scolaire/ こういったiCal形式であれば、iPhone標準カレンダーや、Googleカレンダーに入れることができます。 それぞれのカレンダーアプリに、外部のカレンダーをインポートする、という機能があります。そこに、自分の該当するゾーンのカレンダーのURLをコピーしてインポートするだけです。 パソコンから表示しているスクリーンショットですが、灰色で選択している部分(末尾が.icsになっている)URLが、iCal形式のURLです。 ical形式とかじゃない、ふつうのバカンス日程一覧は、ここ。 http://www.education.gouv.fr/pid25058/le-calendrier-scolaire.html

最近読んだ小説やマンガの感想とか。「空中ブランコ」「FLIP-FLAP」ほか。

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最近といっても、結構前だったりするけれど、何を読んだか忘れちゃいそうなので…。 小説 奥田英朗著「空中ブランコ ドクター伊良部」   患者さんたちが伊良部先生のはちゃめちゃに巻き込まれていくシリーズ。 短編集。   ものごとのとらえ方が、偏っていくと、病気になってしまうものだな、と思う。そして、なかなかじぶんの力では気が付けないもの、でもある。 しかし、こうもこころの病気を扱っているお話なのに、全体的にはあまり重くなくて、けっこう笑います。   内容とは全く関係ないのですが、この本は、友達からわたしへののプレゼントでした。ほんとうにありがとう。 辻村深月著「パッとしない子」 図工の先生が昔教えた児童と再会する話。こわい。   ことばひとつひとつに、気を付けなければいけないと思わせられる。 …と同時に、自分も、先生から言われた言葉を真に受けたり、すごく気にしたりしていた時期があることを思い出す。先生も人間だもの。とは思うけれど、小学生の頃の影響の受け方を考えると、たかが言葉されど言葉、なんですよね。 劇団ひとり著「陰日向に咲く」 いろいろな人の人生。きれいな片思い。 この本が出たばかりの頃、話題になっていたけれど、納得である。それぞれのお話のつなげ方がすてき。どの話もどこかでびっくりさせられる。 マンガ とよ田みのる著「FLIP-FLAP」 ピンボールを愛する女の子につられて、そのディープな世界にどんどんのめりこんでいく話。 大会のために海外へ飛んだりと、なかなかスケールは壮大なのに、どことなくほんわかする。 ゲーセンでもすでに、インターネット通信や対戦がが主流になっている。それに比べて、アナログなゲームの世界って遠くなりがちだと思うのです。こうやって、同じ台でプレイした見えない誰かに思いを馳せるの、素敵じゃないですか。この感じ、大事にしたいなと。 あと、この画風がなんだかすきです。水性ペンみたいな色塗りも最高です… 浅野いにお著「ひかりのまち」 誰かが自殺したり、誰かを殺したり、自殺を助けたり、誰かを守るために死んだり、嘘をついたりする話。 浅野いにおさんの作品を好きだという人が多い…ような気がして、もしかしたら自分も好き...